アドレナリン受容体(Adrenergic receptor)とは、アドレナリン、ノルアドレナリンを始めとするカテコールアミン類によって活性化されるGタンパク共役型(ムスカリン性)の受容体である。主に心筋や平滑筋に存在し、脳や脂肪細胞にもある。
目次
1 何が作用するのか
2 型分類
3 作動薬と拮抗薬
4 関連項目
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アドレナリン受容体に作用するのは、アドレナリンばかりではない。本来受容体の名前はそれに作用する物質(アゴニスト)にちなんでつけられるのが通例だが、アドレナリン受容体に関してはそれがなされなかったためこのような事が起きた。アドレナリン受容体とは、漠然と「カテコールアミンが作用する受容体」という意味として用いられる。そのため海外ではアドレナリン受容体はノルアドレナリン受容体(noradrenergic receptor)と称されることもある。
アドレナリン受容体は現在α1、α2、βの三種類と、更に3つずつのサブタイプに分類されている。これらサブタイプの存在は、アゴニストの特異的作用から推測されていたものを、1948年Raymond Ahlquistの実験によってαとβの2種類が証明された。その後より選択性の高いアゴニストの開発が進み、現在のような分類がなされた。
α1(α1A、α1B、α1C):血管収縮、瞳孔散大、心収縮力増大、立毛、前立腺収縮などに関与
α2(α2A、α2B、α2C):血小板凝集、脂肪分解抑制のほか様々な神経系作用に関与
β1(β1、β2、β3) :心収縮力増大、子宮平滑筋弛緩、脂肪分解活性化に関与
作動薬と拮抗薬
α、β共通の作動薬:アドレナリン、ノルアドレナリン
α作動薬:フェニレフリン、クロニジン
β作動薬:ドブタミン、イソプロテレノール、テルブタリン、リトドリン
α、β共通の拮抗薬:ラベタロール、カルベジロール
α拮抗薬:プラゾシン、フェントラミン、ドキサゾシン、フェノキシベンザミン、ヨヒンビン
β拮抗薬:プロプラノロール、メトプロロール、ブトキサミン
関連項目
治療薬一覧
狭心症
抗不整脈薬
カテゴリ: タンパク質 | 生理学 | 診断と治療
更新日時:2008年8月15日(金)06:30
取得日時:2008/11/07 02:54