アドマイヤグルーヴ
2004年10月31日 東京競馬場
品種サラブレッド
性別牝
毛色鹿毛
生誕2000年4月30日
父サンデーサイレンス
母エアグルーヴ
母の父トニービン
生国 日本(北海道早来町)
生産ノーザンファーム
馬主近藤利一
調教師橋田満(栗東)
競走成績
生涯成績21戦8勝
獲得賞金5億5133万5000円
表・話・編・歴
アドマイヤグルーヴは、日本の競走馬で、現在は繁殖牝馬。2003-04年のエリザベス女王杯連覇など活躍した。母エアグルーヴは優駿牝馬・天皇賞(秋)(共にGI)を勝った名馬(1997年年度代表馬)で、その母のダイナカールも優駿牝馬を勝っており、母子3代での大レース制覇となった。
目次
1 生涯
2 競走馬時代
2.1 2歳・3歳時代
2.2 古馬時代
2.2.1 競走成績
3 繁殖牝馬時代
4 エピソード
5 血統表
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2000年夏のセレクトセールでは、お台の7000万円からたちまち高騰し、最終的には日本の牝馬としては当時の最高額となる2億3000万円で近藤利一に落札された。近藤はこの馬の名前を一般公募し、その中で最も多かったのが冠名と母の名前を合わせたこのアドマイヤグルーヴである。主戦騎手は母のエアグルーヴの主戦騎手でもあった武豊で、全21戦中19戦に騎乗した。
2002年、11月のデビュー戦は単勝1.2倍という圧倒的な1番人気で後の重賞馬マーブルチーフらを相手に見事初勝利を挙げ、次走は阪神ジュベナイルフィリーズに出走登録をするも抽選に漏れ除外されてしまう。ちなみに抽選を通った馬は同じ馬主のアドマイヤテレサだったがレースでは11着という結果に終わっている。しかしその翌週のエリカ賞(500万下)を勝利した。
年が明けて2003年、若葉ステークスで牡馬相手に勝利し、1番人気で桜花賞に挑んだ。しかしレースでは出遅れ、外側から懸命に追い込むもスティルインラブの3着と惜敗。続く優駿牝馬でも単勝支持率1.7倍の圧倒的1番人気に支持されるが、またしても出遅れが響いてスティルインラブの7着と惨敗。
秋はローズステークスから始動し、ここでもスティルインラブと顔合わせとなったが、ここでは勝利し、逆にスティルインラブは5着と大敗している。このレースの結果もあって、秋華賞ではスティルインラブを抑えて1番人気に支持されるが、レースではまたしてもスティルインラブをとらえ切ることが出来ずに2着と惜敗。結局牝馬三冠競走では、全て1番人気の支持を集めたが、その全てでスティルインラブに敗れ、17年ぶりの牝馬三冠を目の前で目撃するという屈辱を味わった。しかし、雪辱を果たすべく迎えたエリザベス女王杯ではスティルインラブとの激闘を制し、GI初勝利を挙げた。この時武豊は喜びを爆発させ、祝勝会にて近藤オーナーの頬にキスをした。
2004年は牡馬相手の競馬になり、大阪杯、金鯱賞(共にGII)はそれぞれ7着、5着とちぐはぐなレースが続き、春の目標であった宝塚記念(GI)を回避。続くマーメイドステークス(GIII)では牝馬相手でもあり、ここは貫禄を見せて圧勝した。秋シーズン緒戦の京都大賞典(GII)はナリタセンチュリーの4着と「ひとたたき」の内容としては上々で、次走はなんと急遽出走することになった天皇賞(秋)で、ここでもゼンノロブロイ、ダンスインザムードに次ぐ3着と健闘。そして連覇を狙ったエリザベス女王杯で見事優勝し、鞍上の武豊に同レース4連覇の偉業をもたらした。また、古馬に開放されてからのエリザベス女王杯連覇はメジロドーベル以来2頭目である。同年JRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞。
2005年も、牡馬相手ということもあり、大阪杯、天皇賞(春)、金鯱賞と敗れ、宝塚記念では年下の牝馬、スイープトウショウに敗れてしまう。さらに天皇賞(秋)を同世代牝馬のヘヴンリーロマンスの17着と大敗し、同一GI三連覇を狙ったエリザベス女王杯では、スイープトウショウから3馬身差の3着と敗れ、丸2年にわたって女王として君臨してきたが、世代交代を突き付けられた。そして迎えた引退レースの阪神牝馬ステークスでは、もうすでにピークは過ぎたと思われていたのか、1番人気をその年の桜花賞・NHKマイルカップ馬ラインクラフトに譲り、桜花賞以来のマイル戦ということも心配されたが、近走の不安を一掃するかのように優勝し、有終の美を飾った。