アドボ(Adobo)とは、フィリピンの代表的な家庭料理で、フィリピン人の国民食である。酢に漬け込んで下味を付けた肉を炒め煮にしたもの。「adobo」とはスペイン語で「マリネ(漬ける)」という意味。
日本本土ではあまり馴染みがないが、沖縄では比較的ポピュラーな料理となっている。もともとスペイン料理のアドバード(adobado、肉の漬け焼き)を起源としており、中南米各国にもアドボに似た料理がある。
材料は骨付きの鶏(手羽)か豚(豚足)のいずれかを使うのが代表的で、鶏肉と豚肉を両方使うこともある。また、ジャガイモ、人参、タマネギなどの野菜やゆで卵を具に加えることもある。多量の酢を用いるために肉が柔らかくなり、保存がきく。レシピは各家庭や店によってまちまちだが、味付けにはにんにく、醤油かパティス、砂糖、粒の黒胡椒、ベイリーフなどを使うのが一般的。日本のカレーライスのように、具と汁をご飯と同じ皿に盛ってスプーンとフォークで食べる。
レシピのバリエーションが非常に豊富で、煮汁を飛ばして日本料理の照り焼きのようにする例もあれば、シチューのように汁を残したものもある。獣肉ではなくイカを用いることも多く、この場合はイカ墨で煮汁が黒くなる。また、唐辛子で辛味を加えたものや、ココナッツミルクで煮込んで汁が白濁したもの、多量のグリーンピースと一緒に煮て汁が緑色をしたもの、牛肉を用いるもの、ベニノキの種子と煮て汁が赤いものもあり、外見も風味もまったく違う料理だが、いずれもアドボの一種である。共通しているのは、中心となる具材を酢に漬けて煮ることである。
アドボのレシピはあまりに多様なため、「最も一般的な作り方」は存在しない。基本は「酢に漬けた肉などの具材を、醤油、ニンニク、砂糖で煮る」だけである。簡単な手順は以下の通りである。
(1)肉を酢と醤油、ニンニクに漬ける。砂糖を一緒に加えてもよい。漬け時間は30分でも一晩でもいい。
(2)肉の表面を焼き、水か湯を入れて煮る。(焼かなくてもよい)漬け汁と醤油、ニンニク、砂糖、野菜、粒胡椒、ローリエ(無くてもよい)も加える。
(3)唐辛子、ココナッツミルクなどを加える。(なくてもよい)
(4)灰汁を取り、味を見ながら煮込む。煮汁が足りなくなったら酢や水を加えてもよい。
(5)好みで、煮汁を完全に飛ばすまで煮込むか、煮汁が残ったままにする。(どちらでもよい)
フィリピンの家庭では味の素を入れることが多い。好みに応じて、漬け汁に酒やみりん、ごま油、生姜を加えても良い。
外部リンク
⇒豚肉のアドボ(Yahoo!グルメ)
⇒アドボのレシピ(COOK PAD)
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カテゴリ: 肉料理 | フィリピンの食文化 | 食文化関連のスタブ項目
更新日時:2008年10月11日(土)07:19
取得日時:2008/11/19 21:01