アドホック(ad hoc)は、「特定の目的のための」「限定目的の」などといった意味のラテン語の語句である[1]。ヨーロッパ諸語では様々な語句と組み合わせて用いられている。
目次
1 ad hoc mode アドホック・モード
2 ad hoc querying アドホック・クエリ
3 ad hoc committee アドホック・コミティー
4 adhocracyアドホクラシー
5 ad hoc hypothesis アドホックな仮説
6 脚注 出典
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詳細はアドホック・モードを参照
コンピュータネットワーク関連の用語。「ピア・ツー・ピアモード」あるいは「インディペンデントモード」とも言う。無線LANクライアント同士が、アクセスポイントを介さず、直接通信を行う。インフラストラクチャー・モードに比べて電波使用効率が良い。(→「アクセスポイント (無線LAN)」も参照)
詳細はアドホック・クエリを参照
情報科学分野の用語。アドホック・クエリを使えば、カスタマイズされたクエリを簡単に作成することが可能になる。通常、データベースの原理やSQL 文を深く理解していなくても、GUIを使って行うことができる環境が提供されている。ただし、このような方式のクエリが多用されるとデータベース システム全体のパフォーマンスにも影響が出かねないため、直接に"生"のデータベースを対象とするのではなく、"生"のデータベースを定期的に複製したものを対象にクエリを作成する、というようなことも行われる。そのような複製は「データウェアハウス」などと呼ばれることもある。
詳細はアドホック・コミティーを参照
アドホック・コミティーとは、特定の目的のために設置され問題が解決した後には解消される委員会のことである。このような委員会は、組織の通常のプロセスでは解決しきれないような問題を解決するために利用される。例えばGATTは、開始された段階ではアドホック・コミティーによって管理されたが後にその委員会は解散し、管理は世界貿易機関 (WTO) に移されることになった。
詳細はアドホクラシーを参照
アドホクラシーは「ad hoc + cracy> adhocracy」という構造の造語。アルビン・トフラーによって1970年代に広められた概念。現在では組織管理論や経営学の分野では広く用いられている概念である。burocracy官僚制(官僚的システム)の硬直的で非効率な組織と対比される。ヘンリー・ミンツバーグは、アドホクラシーは通常の官僚的制度的な指揮系統を断ち切ることで機会を機敏に捉え、問題を解決し、結果を出す、としている。また、官僚制(burocracy)は旧時代のもので、アドホクラシーのほうが未来のもの、ともされる。
詳細はアドホックな仮説を参照
アドホックな仮説(Ad hoc hypothesis)とは、ある理論が反証されたときに、その反証を否定するためにその理論に後から付け加えられる補助仮説のことである。
反証主義の立場からすれば、反証可能性を減少させるようなアドホックな仮説は認められない。すなわち、アドホックな仮説は、しばしば当の仮説の反証可能性を奪い、結果的に仮説そのものの科学的な地位を消し去ってしまう、と見なされている。
脚注 出典^ ad hocのadは「?へ」「?について」といった意味。hocはhaecから派生しており「これ」「この」という意味(hoc < hic < haec)。(以上、研究社『羅和辞典』より)。英語では「for this」に相当することになる。
カテゴリ: ラテン語の成句
更新日時:2008年9月16日(火)13:33
取得日時:2008/10/11 04:27