ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。
アトピー性皮膚炎 (英語:atopic dermatitis) とは、湿疹(皮膚の炎症)を伴うもののうち、アレルギー反応と関連があるもの。先天性の過敏症の一種。アトピーという名前は「場所が不特定」という意味のギリシャ語「アトポス」(atopos - a=不特定, topos=場所)から由来。医学用語としては気管支喘息、鼻炎などのほかのアレルギー疾患にも冠されるが、日本においては慣用的に「アトピー」のみで皮膚炎のことを指すことが多い。
目次
1 概要
2 原因
2.1 遺伝的要因
2.2 環境要因
3 皮膚炎の症状
4 検査
5 主な合併症
5.1 皮膚疾患
5.2 感染症
5.3 眼科疾患
6 治療総論
7 医療機関で一般的に処方される薬物
7.1 ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)
7.2 プロトピック(商品名・軟膏)
7.3 保湿剤
7.4 非ステロイド系薬剤
7.5 その他
8 医療機関で一般的に指導される治療(薬物以外)
8.1 アレルゲンの除去
8.2 食事制限
8.3 石鹸の工夫
8.4 日常生活の指導
8.5 ストレスの除去
9 その他の治療・民間療法・代替医療
9.1 脱ステロイド療法
9.2 薬物療法
9.3 食事療法・食物・喫煙に関して
9.4 鍼灸・ツボ刺激療法
9.5 入浴療法
9.6 海水浴/塩浴療法
9.7 呼吸療法
9.8 整体療法
9.9 自律神経免疫療法
9.10 オーダメイド医療
10 差別問題
11 関連項目
12 脚注
13 外部リンク
13.1 診断ガイドライン
13.2 治療ガイドライン
//
アトピー性皮膚炎は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられている。患者の約8割は5歳までの幼児期に発症する。従来学童期に自然治癒すると考えられていたが、成人まで持ち越す例や、成人してからの発症・再発の例が近年増加している。これについては、人口密度や住宅環境の変化が要因であるとする意見や、軽症患者の医療機関への受診が増えたことを指摘する意見がある。
アトピー性皮膚炎のガイドラインには、厚生労働省によるものと、日本皮膚科学会によるものがある。厚生労働省診断ガイドラインは皮膚科医に限らず広く一般の臨床医に参照すべきものとして作成されている。