アトゥアトゥカの戦い
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アトゥアトゥカの戦い


戦争:ガリア戦争
年月日:紀元前54年
場所:アトゥアトゥカ・トングロルム(現:トンヘレン
結果:エブロネス族の勝利
交戦勢力
ローマエブロネス族
指揮官
Q・T・サビヌス
L・A・コッタアンビオリクス
戦力
ローマ1個軍団6,000
歩兵大隊3,000不明
損害
生存者若干名不明
ガリア戦争
アラル川 - ビブラクテ - ウォセグス - オクトドゥルス - アクソナ川 - サビス川 - モルビアン - ブリタンニア - アトゥアトゥカ - ケナブム - アウァリクム - ゲルゴウィア - ルテシア - アレシア - レモヌム - ウクセッロドゥヌム

アトゥアトゥカの戦い(仏:Bataille de Aduatuca)、もしくはアトゥアトゥカ・トングロルムの戦いは、紀元前54年エブロネス族の族長アンビオリクス( ⇒en:Ambiorix)とガイウス・ユリウス・カエサル麾下でクィントゥス・ティトゥリウス・サビヌスらが指揮を執るローマ軍との間に起きた戦闘ガリア戦争の一局地戦である。


経過

紀元前54年、ローマ軍第14軍団及び歩兵(コホルス)5個大隊の冬営地がエブロネス族領内にあったアトゥアトゥカ(現:トンヘレン)に決まり、カエサルはクィントゥス・ティトゥリウス・サビヌスとルキウス・アウルンクレイウス・コッタを責任者とした。

エブロネス族の首長であったアンビオリクスとカトウォルクス(Cativolcus)は、突如としてサビヌスらのいる冬営地を攻撃した。しかしローマ軍は守りを固めて、犠牲を最小限に止めることに成功した。

アンビオリクスは劣勢を悟ったこともあり、ローマ軍に対し今回の攻撃に関して釈明した上で、「ゲルマン人ガリア人が攻撃を仕掛けてくるとの情報があり、それに対抗するにはサビヌスらの軍を近隣に駐屯しているクィントゥス・トゥッリウス・キケロティトゥス・ラビエヌスらの軍に合流した方が良く、仮に移動するのであればエブロネス族の領土内を通過することを許可し、サポートも行う」と交渉を持ちかけた。

サビヌスとコッタはアンビオリクスの提案を持ち帰った上で、夜に行われたローマ軍の会議において受け入れるべきかを議論した。それぞれの主張は、サビヌスが「アンビオリクスを信じてその提案を受け入れてキケロらの軍へと合流すべき」というもの、一方でコッタや多くのケントゥリオン(百人隊長)は「カエサルの命令無しで立退くべきでは無い」とするものであった。両者の考えは大きく相違したものの、配下の兵士らより「内部での確執は避け、意見を集約すべきだ」との提案があったことから、コッタが折れて、サビヌスの提案が方針として決まった。

ローマ軍は冬営地を夜明けとともに出発したものの、輜重や荷物が多かったため、移動速度も緩慢であった。ローマ軍が深い谷底へと足を踏み入れたとき、森の中に潜んでいたエブロネス族が突如、前後左右からローマ軍に対して攻撃を仕掛けてきた。コッタらは兵士に応戦すべく輜重を捨てて円陣を組むように指示したが、ローマ軍は大混乱に陥り、エブロネス族側の周到な作戦もあって、多くのローマ軍兵士が殺害された。

戦いの中でサビヌスはアンビオリクスに降伏したがエブロネス族の陣中で殺害され、コッタは戦死した。 結局、ラビエヌスの駐屯地へ一報を知らせた一部兵士が辛うじて逃れたのみで、事実上ローマ第14軍団は壊滅状態となった。


影響

この知らせはローマ国内にも波紋を与え、小カトーら反カエサルの一部の元老院派はカエサルを強い口調で批判した。

アンビオリクスはローマ軍団1軍団を壊滅させたことを受けて、他のガリア・ベルガエ人らを煽動し、ネルウィ族やトレウェリ族、セノネス族らがそれに呼応して挙兵、ネルウィ族はクィントゥス・トゥッリウス・キケロが駐留する冬営地を襲撃した。カエサルにとって、1個軍団の喪失というガリア戦争開始以来最大規模の打撃となった。


参考文献

カエサル 『ガリア戦記』 國原吉之助訳、講談社学術文庫。

塩野七生 『ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語IV』 新潮社。

この「アトゥアトゥカの戦い」は、戦争に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正等して下さる執筆協力者を求めています(P:戦争/PJ軍事史)。
カテゴリ: 紀元前の戦闘 | 古代ローマの戦闘 | 戦争スタブ

更新日時:2008年11月6日(木)06:29
取得日時:2008/11/12 13:45


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki