アデリーペンギン
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アデリーペンギン
分類

動物界Animalia
脊索動物門Chordata
亜門脊椎動物亜門Vertebrata
鳥綱Aves
ペンギン目Sphenisciformes
ペンギン科Spheniscidae
:アデリーペンギン属 ⇒Pygoscelis
:アデリーペンギン P. adeliae

学名
Pygoscelis adeliae
Hombron & ⇒Jacquinot, 1841
英名
Adelie Penguin
ウィキメディア・コモンズには、 ⇒アデリーペンギン に関連するマルチメディアがあります。

アデリーペンギン(学名:Pygoscelis adeliae)は、ペンギン科・アデリーペンギン属に分類されるペンギンの一種。中型のペンギン。南極大陸で繁殖するペンギンはこの種とコウテイペンギンのみである。

種名は、1840年に南極に上陸したフランス人探検家デュモン・デュルヴィルの妻・アデリー (Ad?lie) への献名で、彼が上陸した場所はアデリーランドと名付けられ、そこで発見された本種にもアデリーの名が付けられた。
目次

1 形態

2 生態

2.1 繁殖行動


3 gallery

4 Sibley分類体系上の位置

5 Status

6 このペンギンが見られる水族館

7 関連項目

8 外部リンク

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形態

体長60-70cm、体重5kgほど。羽毛は腹側が白く、頭部と背中側が黒いが、目の周りには白いアイリングがある。足はピンク色をしている。くちばしの根元から先端近くまで羽毛でおおわれているのも特徴で、くちばしが短いように見えるが、口を開けると目の前まで開く。これは羽毛が無い部分を減らして南極の厳しい寒さに適応しているとみられる。

また、他のペンギンに比べて尾羽が長いが、これはヒゲペンギンジェンツーペンギンにも共通する特徴である。ペンギンの分類ではこの3種類をまとめてアデリーペンギン属(Pygoscelis属)として扱う。


生態

非繁殖期は南極大陸の周辺海域で群れを作って生活し、オキアミなどの甲殻類魚類を捕食する。での天敵シャチヒョウアザラシなどである。近年の地球温暖化の影響を受け、生息数が減少傾向にある。


繁殖行動

アデリーペンギンは南極大陸の海岸部および周辺の島々に、大きなコロニーを形成する。なお南極大陸内におもな繁殖地をもつペンギンは、アデリーペンギンとコウテイペンギンのみである。

コウテイペンギンは冬の氷原で繁殖を始めるが、アデリーペンギンの繁殖地は海岸にほど近い岩場で、夏になると雪が解けて岩石が露出する場所に限られる。スコット探検隊が越冬したロス島には約50万羽のアデリーペンギンからなる巨大なコロニーが存在する他、日本昭和基地付近にも営巣地がある。


gallery

アデリーペンギンと南極

アデリーペンギンの繁殖地

南極の初夏にあたる10月になるとアデリーペンギンが繁殖地に集まり、小石を積み重ねて火山のような形の巣を作る。南極では夏といえども冷たい雨や雪が降り、卵が冷たい雪解け水に浸ると死んでしまう。このため親鳥たちはできるだけ高い巣を作る必要がある。しかし岩が露出する場所は少なく、巣材の小石は貴重品である。よって巣作りの頃には繁殖地のいたる所で小石の奪い合いが発生する。

メスが産卵するとまずはオスが抱卵し、メスは海へ採餌に向かう。ヒナがふ化するまでは約35日間かかるが、途中で一度だけオスとメスが交代する。

ヒナは茶色い産毛に包まれ、3週間から4週間ほどは巣にとどまって両親から給餌を受ける。なお、卵やヒナの天敵は寒さの他にもオオトウゾクカモメサヤハシチドリ、オオフルマカモメなどがいる。これらの鳥も繁殖期を迎えるため、繁殖地では卵やヒナをめぐる必死の攻防が繰り広げられることとなる。

ヒナが成長すると、ヒナ同士が集まる「クレイシュ」が形成され、親鳥はオスメスとも海へ採餌に向かうようになる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen