アップロード
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アップロード(Upload)はコンピュータネットワークにおいてコンピュータに存在するファイルを接続された他のコンピュータに転送する事。送信。対義語としてはダウンロードが挙げられる。もともと「ロード」と言う言葉自体にデータ転送の意味があり、それに付随してこの語が派生して使われている。
目次

1 概要

2 備考

2.1 問題視されるアップロードの例

2.2 ダウンロード側の責任

2.3 電子掲示板への文章のアップロード


3 脚注

4 関連事項

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概要

この概念は、パソコン通信が使われ始めた1970年代後半 - 1980年代(日本では1980年代中葉)より使われるようになってきた。当時のコンピュータネットワークは「ホストコンピュータ→端末」という関係がはっきりしていたため、「上流→下流」ないしは「上り下り」の範疇で扱われた。

しかしインターネットともなると中継が幾つも入るためにこの関係はやや曖昧となり、P2P通信に代表されるような本来は双方向通信に在っても、一方的に大きなデータ量を相手側に送りつける状態を指してアップロードと呼ぶ傾向も見られる。

本来は通信上において「サーバ側に端末側からまず受信要求を行い、そのサーバから来た送信請求に応じて端末側からデータを送信する」という形態を取るが、受信要求や送信請求はユーザーに意識されないため、単に情報(データ)を自分のパソコンや端末機から送信する行為を指してアップロードと呼ぶ傾向も見られる。

元々は電子掲示板に書き込んだり、電子メールを送信したりする行為も、これらサービスを提供するサーバへのアップロードであるが、今日ではデータの集合であるファイルを送信する行為をアップロード・受信する行為をダウンロードと呼び、これは先に挙げたP2P通信でも同様の傾向も見られる。

なお、これらの行為はインターネット利用の上では簡便に誰でも行えるようになっていることから一般に広く行われている部分であり、このことからアップロードに関連する俗な表現なども数多い。例えば日本では、「UP」をローマ字入力すると「うp」になるところから「うp」(読:うぷ)、アップロードした者を「うp主」という(→ネットスラング)。ただし俗語であると同時に、後述するように著作権ないし公共良俗の上で問題のあるファイルをアップロードする場合の隠語としても使われる。


備考

これらアップロードでは、特にサーバにファイルなどのデータを送信、これを一般の不特定多数がアクセス可能な状態に置くことも可能である。


問題視されるアップロードの例

アップロードする事で、誰でもインターネットを通じて情報を第三者に公開・提供することができるが、その送信コンテンツの著作権やこれに付随する送信可能化権が自身に無いものをアップロード及び一般に公開する行為は、著作権侵害となる。

特に日本では1990年代後半にWarez(不正コピーソフト)問題に絡み、サーバ上に一般不特定多数からアクセス可能な状態に市販されていたアプリケーションソフトウェアのコピーをアップロードした人が逮捕・有罪となっている。

これらのケースでは、第三者からのアクセスが可能だという状態が問題なのであって、実際にダウンロードされたかどうかに付いては言及されて居ない。その一方で、ダウンロードする行為に関する定義が明確にされておらず、2007年3月現在のところはダウンロード行為そのもので処罰されたとする報道も特に聞かれない。


ダウンロード側の責任

「ダウンロードした側の責任」に関しては、インターネットに限らずコンピュータネットワークではファイルをダウンロードして何らかの操作をしてみるまでは内容物が判別出来ないことにも絡み、扱いは曖昧なままである。しかし過去の事件ではダウンロードしたファイルを更に複製して転売しようとしたり、あるいは譲渡したとして検挙された例がある一方、ソフトウェアの利用規約上でパッケージの正当な使用許諾を受けていない者が、ソフトウェアをパソコンへインストールした時点で規約違反となる点が問題視できよう。

なおダウンロードそのものは一種のデジタルデータの私的複製行為とみられるため、扱いは更に複雑である。合法的に提供されたコンテンツを読み込んでウェブブラウザで開いたり[1]、ファイルを端末側にダウンロードして所定のクライアントソフトウェアで再生したり、あるいはダウンロード購入した音声ファイルをデジタルオーディオプレーヤーに転送して聞くなど、提供側の定めた方法或いは著作権法の私的利用に当たるところまでは慣習的に認められる範疇ではある。

しかしブートレグに代表される違法なファイルを自分のコンピューター内に取りこんで利用した場合の扱いは、不明確である。[2]とはいえ余りに悪質なケースでは、相応の処罰も予測される[3]ことから、違法かどうか判断のつかないコンテンツに、安易に手を出すのは奨められない。またこれらでは情報公開側が偽ってコンピュータウイルスをダウンロードさせるなど、別の問題も頻発している。この場合、ウイルスの製作や配布側が罰せられることは稀で、逆にダウンロードした側がコンピュータウイルスにコンピュータを乗っ取られ、知らないうちに迷惑メール送信者にされてしまいアクセス禁止などの不利益を被った事例も散見される。

また、著作者に許可を得ずアップロードされた動画などを、「無許可と知っていてダウンロードする」ことについても違法とする考えもある[4][5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen