アコーディオン
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アコーディオン(accordion)は中央の蛇腹を左右に広げたり縮めたりして演奏する動作が特徴的な、小型のオルガン族・フリーリード(自由簧)楽器・鍵盤楽器である。日本語では手風琴(てふうきん)という。ピアノ・アコーディオンアコーディオン



目次

1 アコーディオンの構造

2 アコーディオンの歴史

3 アコーディオンの種類

3.1 ダイアトニック・アコーディオン

3.2 クロマティック・アコーディオン

3.3 コンサーティーナ

3.4 バンドネオン

3.5 メロフォン

3.6 ピアノ・アコーディオン

3.7 Vアコーディオン(電子アコーディオン)


4 代表的なアコーディオン奏者

5 参考文献

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アコーディオンの構造ボタン・アコーディオン

両手で抱えるようにして保持する。右手側は主に主旋律を担当し、ピアノと同様の鍵盤もしくはボタンが並べられる。左手側には主にベース音和音を奏でるボタンが多数配置されている。右手側が8?50鍵ほど、左手側が最大で120個ほどのボタンがあり、ボタンと空気弁を繋げるためにシャフトが張り巡らされた内部構造は大変複雑である。重量は2?15キログラム程度。

鍵盤やボタンを押すと、シャフトでつながった対応する空気弁が開くようになっている。蛇ばらをふいごとして伸縮することで送られた空気が、開かれた弁を通りリードを通り抜けるときに振動させ音を鳴らす。フリーリードというどちらの面からの通気でも音を発するリード(一端を固定した金属の板)を用いるため、吹くときと吸うときのどちらでも音を鳴らすことができる。同時に複数の音を鳴らすのが容易であり、一台で主旋律と伴奏をこなすこともできる。構造としてはオルガンやハーモニカによく似ているが、一人で持ち運べるサイズで取り扱いやすく、屋外での演奏にも適している。ハーモニカのように息を必要としないので、弾き語りもできる。

上記のフリーリードについて補足説明しておくと、フリーリードの1枚のリードは一方からの通気でしか発音しないため、通常アコーディオンの場合は蛇腹を押したときにも引いたときにも発音するように一つのリード枠に表裏2枚のリードがセットされている。押し引きで違うリードが発音するため、押し引き同音の出るクロマチックタイプの楽器と押し引きで違う音の出るダイアトニックタイプの楽器がある。

日本では小学校などの一般的な音楽教育の現場でも採用されており馴染みは深い。小学校などで用いられているのは、左手のボタンが無い簡略化した(ベースレス)ピアノ式アコーディオンである(楽器ごとにアルト、ソプラノ、テナー、バスと分担化されており、器楽合奏や鼓笛パレードで組み合わせて用いられる場合が多い)。しかしピアノやギターに比べるとその普及度は低く、楽器も安価なものは少ない。

ピアノ・アコーディオンなどの左手のボタン配置は「ストラデラ・ベース・システム」(The Stradella Bass System)を用いる。これは通常次の6列から構成される。2列目のボタンはファンダメンタル・ベース(the Fundamental Bass)と呼ばれ5度音階に従って並べられている。一列目のボタンはカウンター・ベース(the Counter Bass)と呼ばれ、2列目より3分の1高い関係になっている。メジャーコードは3列目に配置され、4列目はマイナーコードで構成される。5列目はセブンスコードを格納し、最後の6列目はディミニッシュ・セブンスコードを持つ。

次はアスキーアートによるボタンの配置図である。... C G D A E B F# C# G# D# A# F C ... ... Ab Eb Bb F C G D A E B F# C# G# ... ... ab eb bb f c g d a e b f# c# g# ... ... abm ebm Bbm fm cm gm dm am em bm f#m c#m g#m ... ... ab7 eb7 Bb7 f7 c7 g7 d7 a7 e7 b7 f#7 c#7 g#7 ... ... abd7 ebd7 Bbd7 fd7 cd7 gd7 dd7 ad7 ed7 bd7 f#d7 c#d7 g#d7 ...

値段やサイズ、楽器の系統にも因るが、まったく無い列があったり、レイアウトが多少変更されていることがある。ほとんどのロシア式の配置は、ディミニッシュ・セブンス・コードの列はボタンひとつ分移動され、ディミニッシュ・セブンス・Cコードは図のディミニッシュ・セブンス・Fコードの位置にあり、人差し指が届きやすいようになっている。

アコーディオンはボタンの数と種類によって次のように分類される。

「12ベース」アコーディオン:ファンダメンタル・ベース

「24ベース」はAbからAまでで、ファンダメンタル・ベース、メジャーコード、マイナーコードを持つ。

「32ベース」はEbからEまでで、ファンダメンタル・ベース、メジャーコード、マイナーコード、セブンスコードを持つ。

「48ベース」はEbからEまでで、6つの列すべてを持つ。

「72ベース」はDbからF#までで、6つの列すべてを持つ。

「80ベース」はCbからG#までで、ディミニッシュ以外のすべてを持つ。

「96ベース」は80ベースと同様だが、6つすべての列を持つ。

「120ベース」はAbb(i.e. low G)からA#まで - 20行 - 6つすべての列を持つ。


アコーディオンの歴史

最初のフリーリード楽器は中国であるが、これは息で空気を送り込むようになっている。この笙のようなフリーリードによる発声の仕組みを、18世紀ヨーロッパからの旅行者が中国から持ち帰ったものと思われる。最初のアコーディオンは1822年ベルリンのフリードリッヒ・ブッシュマン(Friedrich Buschmann)によって発明され、「ハンド・エリオーネ」と呼ばれた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki