アカデミー賞(Academy Awards)は、アメリカ映画の健全な発展を目的に、監督、俳優、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞。
アカデミー賞は授賞式前年の1年間にアメリカ国内の特定地域で公開された作品を対象に選考され、また映画産業全般に関連した業績に対して授与される。
ちなみに基本的に前年の作品が対象となるため、例えば2006年に開催されたアカデミー賞を2005年度などと表示することが慣例である。なお、テレビ中継はアメリカの放送局、ABCで放送され、日本ではWOWOWで放送される。
目次
1 概要
2 歴史
3 名称
4 選考
4.1 基準
4.2 選出
4.3 情報管理
4.4 特色と現状
5 授賞式
5.1 式典
5.2 受賞スピーチ
5.3 エピソード
6 種類
6.1 部門
6.2 特別賞
7 英語以外の映画の扱い
8 日本との関係
9 関連項目
10 外部リンク
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「アメリカ映画の祭典」という冠詞を付けられることが多い事からも分かるとおり、基本はアメリカ映画を対象とした映画祭であり、その抜群の知名度に反して国際映画祭ではなく、世界三大映画祭を中核とするFIAPF(国際映画製作者連盟)公認の映画祭にも含まれてない。
しかし、その知名度故にマーケットへの影響力は国際映画祭の各賞以上に大きく、受賞結果が各国の興行成績に多大な影響を与える。このため日本をはじめ各国では、「アメリカ映画の〜」という表現を抑えて「映画界最高の栄誉」などと、あたかも世界一の映画賞のように報道する傾向にある。
受賞すると、賞の名称を刻印したオスカー像と呼ばれる金メッキの人型の彫像が送られ、賞金の類は一切付録されない。
毎年11月に予備選考が行われ、翌年の1月にノミネートが発表される。その後、映画芸術科学アカデミー会員の投票が行われ、2月もしくは3月に授賞式が行われる。
もともとアカデミー賞の授賞式は1929年に設立された「映画芸術科学アカデミー」の夕食会の一環として始まった。第1回は1929年5月16日にロサンゼルスにあるルーズベルトホテルで行われた夕食会の際に舞台上で、3カ月前に授賞を通知しておいた受賞者を招待して賞を贈与された。(当初はオスカー像ではなく、同様のデザインを施した楯が送られた。)
第1回授賞式で、『第七天国』で女優賞を受賞したジャネット・ゲイナーによれば、「これからも互いにいい仕事をして頑張りましょうという程度の、ちょっとした内輪の集まりだったのよ」と当時の様子を振り返っているとおり、授賞式は5分程度で簡単に済まされていた。
第2回から地元ラジオ局により実況が開始され、第17回から全国放送となった。エンタテインメント色が色濃くなったのは、第二次世界大戦で前線にいた兵士達の耳を喜ばせるためだったという。
TV中継が開始されたのは第25回の授賞式から。中継を担当したのはNBCであった。当時の視聴率はNBC開局以来の高記録であった。現在はABCが中継している。
授賞式会場は、2回目以降はアンバサダー・ホテルやビルトモア・ホテルが使用され、晩餐会形式で執り行われた。回を増すごとにスケールが拡大していき、やがて収容人数の多い映画館で行われるようになった。第22回から11年間はパンテージズ・シアター、第33回からはサンタモニカのシビック・オーディトリアム、第41回からはドロシー・チャンドラー・パビリオン、第63回からはシュライン・オーディトリアム、第74回からは現行のコダック・シアターで行われている。コダック・シアターとは10年の契約であり、現在のアカデミー会員数は既に収容人数の5800人を超えているため、手狭になるのも時間の問題であるといわれている。
「Academy Awards」は米国・日本国他において商標登録されているため、これらの国では当該商標権を侵害する形での無断使用は出来ない。(なお、日本語表記の「アカデミー賞」は日本国において商標登録されていない。登録商標ではないとはいえ、不正競争の目的で名称を利用すれば不正競争防止法違反に問われる可能性はある)。
日本の日本アカデミー賞やイギリスの英国アカデミー賞などは、ロイヤリティを支払って[要出典]その名の使用許可を得ている。