『もののけ姫』(もののけひめ)
1980年、1993年に宮崎駿がアニメ企画案のイメージボードとして出版した絵本。ISBN 4198600406
宮崎駿監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画作品。1997年7月12日公開。本項で記述する。
目次
1 概要
1.1 キャッチコピー
2 あらすじ
3 登場人物
4 設定
5 スタッフ
6 主題歌
7 興行と賞歴
8 補足
8.1 製作事情
8.2 キャッチコピー
8.3 DVD
9 関連項目
10 脚注
11 外部リンク
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『紅の豚』以来5年ぶりの宮崎アニメであり、この頃になると、子供向けというイメージの強くなっていた宮崎アニメではあるが、非常に激しい暴力描写がみられるこの作品に、驚いたものも少なくはなかった。予告編にもこのような描写を取り入れている。全宮崎映画の中でもトップクラスの難解さとされている。本作品は『風の谷のナウシカ』と比較されることがよくあり、ナウシカとキャラクターの共通点、類似点が多くみられるが、若干ナウシカとは描かれ方が違う。これは、映画版ナウシカが漫画版の途中までしか映像化することができなかった不完全な作品であることも関係しており、本作品を宮崎が作った理由もそれであるという意見もある。映画版風の谷のナウシカに関しては風の谷のナウシカ#映画「風の谷のナウシカ」を参照。
本作品は、日本の古典文学である堤中納言物語に登場する「虫愛づる姫君」が題材ともなっている。またかつて宮崎はナウシカのモデルとしても言及している。森の神を殺害するというテーマは梅原猛の戯曲作品「ギルガメッシュ」からの盗用だと梅原本人から指摘を受け、後に宮崎本人が正式に謝罪している。
本作はジブリ作品で初めてディズニーの出資を受けた作品である。このため本作のビデオの販売元は、これ以前の徳間書店ではなくディズニーのビデオ部門のブエナ・ビスタになった。こうして本作のビデオはすでに『アラジン』などで日本市場に大きな勢力を築いていたディズニーの流通ルートで販売された。
この結果、ビデオの売上は380万本と日本のビデオ史上最高の売上になった。(ちなみに徳間書店販売時代だと最も売れた『魔女の宅急便』でも10万本である)。
またアジアを除く全世界でディズニーが劇場公開およびビデオ販売をした。これ以降、ジブリはディズニーと親密になっていく。
当時社会現象となり、当時の日本映画の歴代興行収入第1位となった。また、この作品の主題歌を歌う米良美一は、男性でありながら女性のような高い声で歌うことが話題になり(カウンターテナー)、この作品にて一般に広く認知されるようになった。
日本公開では「一般」に指定されたが、アメリカ公開では「PG-13」に指定された。
生きろ。(糸井重里)
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エミシの隠れ里に住む少年・アシタカは、村を襲った「タタリ神」にかけられた呪いを解くために、遠く西方の神々の棲む森を目指して旅立つ。そこで彼が見たものは、森を破壊しながら必死に生きるタタラ製鉄集団と森を守る獣達、そして山犬として生きる少女・サン(もののけ姫)であった。やがて、森を守ろうとする森の獣達と、獣達の長である「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。
登場人物
アシタカ:松田洋治
本作の主人公。北の地に隠れ住むエミシの一族の末裔。タタリガミと化したナゴの襲撃から村を守って戦った際に、タタリガミから死の呪いをかけられる。そして自身にかけられた呪いの謎を解くために西の国へ旅立つ。寡黙で正義感が強いが、後先を省みない面もある。呪われた腕は彼の命を徐々に奪っていく。
サン:石田ゆり子
本作のヒロイン。生まれて間もない頃、山犬の牙から逃れようとした人間に生贄として捧げられ、山犬に育てられた「もののけ姫」。その為、あくまで山犬としての自覚と誇りを持ち、自分は山犬だと思っている。シシ神の森を破壊しようとするエボシを始めとする人間達を激しく憎んでいる。
エボシ:田中裕子
タタラ場のリーダー。製鉄に必要な木材を確保して自分達の生活を守るために、シシ神の森を破壊し、シシ神を殺そうとする。敵に対しては容赦ないが、売られた女達を保護してタタラ場で仕事を与えたり、皮膚病(恐らくハンセン病)に冒された人々の世話をする等、人徳があり人々から慕われている。
ジコ坊:小林薫
謎の組織・師匠連からの使者。エボシに対し、タタラ場の村一帯や森の正式な統治を認めることと、石火矢衆40名を貸し与えることを条件に、彼女達をシシ神の首を手に入れるために利用しようと目論む。組織を介せば天皇にも通じる権限を持っている。
モロ:美輪明宏
山犬の母神。正式名称はモロの君。(漫画登場人物紹介参照)毛は白色で尾が2つある。サンの育ての親。森を破壊するエボシを激しく憎んでおり、エボシの命を狙っている。自らの娘として育てたサンを一族の一員とみなしている。
乙事主(おっことぬし):森繁久彌
猪の神。エボシが森を焼き仲間のナゴをタタリガミにしたことを激しく憎んでおり、一族総出でシシ神の森を守るために出陣する。モロの一族とは対立しているが、森を侵す人間を憎んでいる点では一致している。一族が皆、小型化し知性が低下している(神としての力を失いつつある)状況に焦りを感じている。
シシ神
森の神。神々の長。立派な角を持った鹿のような姿。巨人デイダラボッチに変身する。