じゃんけんは、手だけを使い三種類の指の出し方(グー、チョキ、パー)で互いに牽制しあう三すくみを用いた拳遊びの一種。
簡便な勝ち負けを決める手段として用いられるほか、じゃんけんを複数回行ない何連勝できるかなどゲームとして用いられる。多くは、偶然によってなんらかの物事を決定する必要がある時に使われる。コイントスやくじなどのように道具を必要とせず、短時間で決着が付くため、現代では日本だけでなく世界的にも普及している。アメリカ等では"rock, paper, scissors"(RPS)、イギリス等では"scissors, paper, stone"という呼称がある。
目次
1 歴史
2 歴史参考
3 語源
4 ルール
4.1 「手」の種類
4.1.1 グー
4.1.2 チョキ
4.1.3 パー
4.2 勝敗の決定
4.3 複数人における決着を早く行う方法
4.3.1 審判がいない場合
4.3.2 審判がいる場合
4.4 ルールのバリエーション
4.4.1 ローカルルール1
4.4.2 ローカルルール2
5 確率としてのじゃんけん
5.1 あいことなる確率
6 「じゃんけんぽん」のバリエーション
7 心理戦
8 予想のための占い
9 派生した遊び
9.1 脚じゃんけん
10 主要な大会
11 じゃんけんに関連した作品
11.1 漫画
11.2 アニメ
11.3 小説
11.4 ゲーム
12 テレビ番組・映画
13 注
14 関連項目
15 外部リンク
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現在行われているじゃんけんは意外に新しく、近代になって(19世紀後半)誕生したものである、今でも西日本に多く残る拳遊びから(日本に古くからあった三すくみ拳に17世紀末に伝来した数拳の手の形で表現する要素が加わって)考案されたと考えられる。極めて完成度の高い拳遊びだったために、日本の海外発展や柔道など日本武道の世界的普及、漫画やアニメに伴い急速に世界中に広がった。
元禄年間に本拳或は長崎拳、崎陽拳、数拳などと呼ばれる拳遊び(お座敷遊び)が長崎を通じて中国より伝来し酒席で遊ばれ、天保年間に盛んになったことからじゃんけんの発明は、それ以降のこととなる。明治中期に全国の子供の拳遊びを研究した本が出版されていることから、じゃんけん発明はこのころと考えられる。(明治5年とする説もある)
日本の拳遊びには、数拳(本拳・球磨拳・箸拳他)と三すくみ拳(虫拳・蛇拳・狐拳・虎拳他)がある。
じゃんけんでは数拳の1,3,4は省かれ、判りやすい0と5と中間の2を残し、新しく意味を「石」「鋏」「紙」として三竦みを完成させた。
チョキは元々人差し指と親指を伸ばす数拳での2を表す方式「男チョキ」であったが、日本国内を伝播するうちに人差し指と中指を使うもの「女チョキ」が派生した。じゃんけんの基と成った遊びの多くが九州を中心とした西日本に多く分布し、古い形態である「男チョキ」も九州を中心とした西日本に多いので(韓国でも「男チョキ」が行われている)、九州がじゃんけんの発祥の地として最も有力である。
なお、日本7(平良市などのブーサ)奄美方言分類辞典(笠間書院)に「奄美に本土(九州)からじゃんけんが伝わったのは明治の末である」と記されており明治の初期?中期に九州で発明されたとする説を裏付けている。
「皇都午睡」嘉永年間に「近頃東都にてはやりしはジヤン拳也、酒は拳酒、色品は、蛙ひとひよこ三ひよこひよこ、蛇ぬらぬら、ジヤンジヤカ、ジヤカジヤカジヤンケンナ、婆様に和藤内が呵られて、虎はハウハウツテトロテン、なめくでサア来なせへ、跡は狐拳也」とあるが、これは現在のじゃんけんとは別もので虫拳の類ではなかったのかと推定される。
一方、明時代末期に書かれた『五雜俎』によると、漢の時代手勢令と呼ばれるゲームがあった。