おでん
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おでん

おでん(御田)は、日本料理のうち、煮物料理の一種。家庭料理では鍋料理にも分類される。

出汁醤油等で味付けしたつゆに、大根竹輪コンニャクゆで卵など様々な具材を入れて煮込んだ料理である。具材の種類は地域や家庭によって異なる。

2月22日はおでんの日である(2007年から日本記念日協会に認定された)。

目次

1 名称

2 歴史

3 地域性

3.1 静岡県静岡市

3.2 青森県青森市

3.3 長野県飯田地方

3.4 富山県

3.5 愛知県

3.6 兵庫県姫路市

3.7 香川県

3.8 愛媛県

3.9 沖縄県

3.10 その他


4 販売形態

5 代表的な具

5.1 ほぼ全国共通で用いられる具材

5.2 地域や好みによって追加されることのある具材

5.3 地域性の強い具


6 日本国外のおでん

7 脚注

8 外部リンク

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名称

室町時代に出現した味噌田楽田楽と言われる食物が原型である。古く田楽と呼ばれた料理には、具を串刺しにして焼いた「焼き田楽」のほか、具を茹でた煮込み田楽があった。のち、煮込み田楽が女房言葉で田楽の「でん」に接頭語「お」を付けた「おでん」と呼ばれるようになり、単に田楽といえば焼き田楽をさすようになった。


歴史

江戸時代に濃口醤油が発明され、江戸では醤油味の濃い出汁で煮た「おでん」が作られるようになり、それが関西に伝わり「関東炊き」、「関東煮(「かんとだき」と発音される)」と呼ばれるようになった(中国の煮込み料理に由来する「広東煮」が関東炊に変化したという説もある)。関西では昆布や鯨、牛すじなどで出汁をとったり、薄口醤油を用いたりと独自に変化していった。

その後関東のおでんは廃れていくが、関東大震災1923年)の時、関西から救援に来た人たちの炊き出しで「関東煮」が振る舞われたことから東京でもおでんが復活することになる。しかし本来の江戸の味は既に失われていたために、味付けは関西風のものが主流となった。現在東京で老舗とされる店の多くが薄味であるのはこのような理由によるものである。もともとの「関東炊き」(濃い醤油味)は、老舗の味として関西で残っていることもあるし、東京でも一度は消えたが江戸の味はこうだったらしい、ということで作っている店はある。[1]

通常のおでんとは異なった種類のおでんとして、コンニャクのみを具とする「こんにゃくおでん」(「味噌おでん」とも呼ばれる)がある。だし汁ではなく湯で煮込んで熱くしたコンニャクに甘い味噌ダレを付けて食べる淡白な食品で、古い時代の煮込み田楽の遺風を残している。屋台のおでん鍋。具のバリエーションは豊富である


地域性

日本では麺類のつゆに代表されるように、一般的に関東では濃い色合い、関西では薄い色合いが好まれるとされており、おでんに関しても同様で、上記のような複雑な発展の経緯があったために関東では濃い色合いで薄味、関西では薄い色合いで濃い味が伝統的とされる。ただし、現在の東京やその近郊のおでん屋の味は、関東人好みの濃い味のほうが優勢のようである。また関西では、濃い味のものを関東煮、薄味のものをおでんと呼び分ける傾向もある。薬味は全国的に練り辛子が主流だが、味噌だれやネギだれなどを用いる地域もある。名古屋を中心とする中部地方でも関東風のおでんが一般的ではあるが、こんにゃくや豆腐などに八丁味噌をベースにしたたれを付けて焼いたり、それらを湯掻いて味噌だれをつけて食べる田楽(味噌田楽)も健在である。
静岡県静岡市

静岡県のおでんは濃口醤油を使い牛スジ肉でだしを取った黒いつゆを使用する。はんぺんは焼津産の黒はんぺん、すべての具に竹串を刺し、上に「だし粉」と呼ばれるイワシ削り節鰹節青海苔をかけて食べる。これは「静岡おでん」(発音は静岡市周辺での「静岡」の読み方にならって「しぞーかおでん」)と呼ばれている。2007年には「静岡おでんの会」という団体が「B-1グランプリ」という食の祭典に静岡おでんを出展し、3位となった。葵区にはおでん店だけが軒を連ねる飲食店街があり、多くの駄菓子屋でもおでんを販売している。


青森県青森市

ツブ貝ネマガリダケ、大角天(薩摩揚げの一種)など独特の具が入ったおでんに生姜味噌だれをかけて食べる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen