悪戯(いたずら、あくぎ、hoax, trick, funny business)とは、悪ふざけ、人を担ぐこと。人に迷惑をかけるほど度を超してふざけるたちの悪い悪戯を、特に、「悪ふざけ」という。
目次
1 子供の悪戯
2 若者の悪戯
3 悪ふざけの成功例・失敗例
4 報道におけるイタズラ
5 悪戯をテーマにした作品
6 関連項目
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子供たちは、発達の過程の中で、親や学校、地域社会のルールとして禁じられた悪戯、悪ふざけをしたりすることがある。時には、危険を伴ったりすることであっても、彼らは成長の中での自分の力試しとしてタブーに挑戦することがあった。例えば、よその畑から農作物を失敬する、他人の家の敷地を通り抜ける、爆竹で遊ぶなど。
ジークムント・フロイトの用語では、タブー破りと呼ばれている(『トーテムとタブー』)。猥褻行為を、俗にいたずらと呼ぶのも、猥褻行為が性道徳のタブー破りと考えられるためであろう。
子供に限らず悪戯が広く許されるのは、毎年4月1日のエイプリルフール(四月馬鹿)、あるいはハロウインの仮装やトリック・オア・トリート(「Trick or Treat お菓子をくれないなら、悪戯しますよ」の意)である。もちろん、それを許容する文化、習慣への理解が前提となっている。
高校生、大学生レベルでの悪戯は、とかく試験、宿題で絞られる学校に対して行われるものが、目を引く。戦前の旧制高校生のストーム、今日では京都大学の毎年、春の恒例の悪戯になった折田先生像、アメリカではMIT ハックが有名。
成功例のひとつに、オーソン・ウェルズが演出した1938年のラジオドラマ『宇宙戦争』がある。これはH・G・ウェルズの原作『宇宙戦争』に基づいたもので、それをリアルなニュース報道のかたちを採って演じたものである。聴衆は真に迫った演技に本物の宇宙人の来襲だと信じ込んでしまい、大混乱が起きたと伝えられている。
失敗例としては、日本の四条天皇の悪戯がある。仁治3年(1242年)、12歳の少年君主であった四条天皇は、正月の祝いに参内する公卿や女官達を困らせようと、御所の廊下に滑石を撒いたところ、誤って自らが転倒してしまい、死亡した。その結果、深刻な政治空白を引き起こす事となった。
大学の学生寮などでは、誕生日や卒業・学位取得のお祝いに、当人を着のみ着のまま学内の池に投げ込んだり、あるいは独身最後の夜のバチュラーパーティや、結婚式の新郎新婦に教会の出口でお米や花びらのシャワーを浴びせたりするものもあり、相手が真剣に怒れば失敗となる。
報道やマスメディアなどで「悪質な悪戯」と表現する場合は、多くの場合において他人の名誉を毀損したり、器物を損壊したり(落書きや、窓ガラスを割る行為など)、業務を妨害したり(脅迫電話や、電子掲示板への犯罪予告の書き込みなど)、場合によっては結果として人命を奪いかねない行為(鉄道線路への置き石行為等)など、犯罪行為であることが多い。本来の「悪戯」とは性格が大きく異なり、逮捕や補導される可能性がある。
児童文学
新美南吉『ごん狐』
椋鳩十編『いたずらわんぱくものがたり』童心社
ダイアナ・W・ジョーンズ『いたずらロバート』ほるぷ出版 1992年
ハインリッヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』
ヴィルヘルム・ブッシュ『マックスとモーリッツ』
マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』
ルードヴィヒ・トーマ『悪童物語』
小説
ゴットフリート・ビュルガー編『ほら吹き男爵の冒険』(ミュンヒハウゼン男爵は実在の人物。)
『ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいな悪戯』
滝亭鯉丈 『花暦八笑人』
音楽
フランツ・ヨセフ・ハイドン「ビックリ交響曲」
プロコフィエフ「ピーターと狼」
関連項目
ユーモア
ジョーク
エイプリルフール
元祖どっきりカメラ
びっくり箱
ブーブークッション
チェーンメール