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表・話・編・歴
『いいひと。』は、雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された高橋しん作の漫画、および同作品を原案としたテレビドラマ。漫画単行本は小学館から全26巻が発売された(後に文庫版として全18巻刊行)。
目次
1 概要
2 あらすじ
3 登場人物
4 テレビドラマ
4.1 あらすじ
4.2 キャスト
4.3 スタッフ
4.4 サブタイトル
5 関連項目
6 外部リンク
7 作品の変遷
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底抜けの「いいひと」北野優二(以下、作中表記に準じ「ゆーじ」と表記)と、目の前に現れた「いいひと。」の存在に触発され(あるいは感化され、あるいは反発し、あるいは変わらないまま)ながら生きる、たくさんの人々の物語である。
長編漫画において、各エピソード単位の中心的なキャラクターというものが存在し、全編の主人公はそれらエピソード内では狂言回し的な存在になっている、という構成をとる作品は珍しくない。しかし、作者である高橋によれば、この作品の方向付けを固めた時点(具体的には3巻5話=通算27話目から始まる、いわゆる「LCチーム編」)以後、積極的にそのような構成をとった、すなわち各エピソード毎の主人公を設定し、全編の主人公である筈のゆーじは「媒体」として位置づけた、とのことである。尚、タイトルの『いいひと。』に”。”がついてあるのは、「いいひと」が主人公のゆーじ個人だけを指すのではなく、登場人物みんなに呼びかける言葉にしたいから、という作者の願いによるものである。各話サブタイトルは大体アーティストの曲名やアルバム名などが元ネタになっている事が多い。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
ゆーじは北海道出身の青年で、高校・大学と陸上部の長距離走選手だった自分に夢を見させてくれた愛用のシューズの販売元、国内最大手のスポーツ用具メーカー「ライテックス」が好きだからと、上京して同社の面接を受ける。持ち前のお人好しぶりから様々な厄介事に巻き込まれて面接に遅刻したり、紆余曲折を経ながらも入社を果たす。そして入社後、新入社員を代表してスピーチを行うが、その場面で社長に苦言を呈す。その後、様々な思惑により、様々な部署を異動する事になるが、最初は不審がられたり反感を持たれたりしながらも、持ち前の人の好い性格で周りの人の心を動かしていく。
登場人物
北野優二(きたの ゆうじ)
とても楽観的な青年。いつも変わらずいいひとであり、まわりのみんなの「いいひと。」な自分を目覚めさせてゆく。ポリシーは「自分の周りの人の幸せが自分の幸せ」。糸のように細い目がトレードマーク。
桜妙子(さくら たえこ)
ゆーじの2歳下の彼女。札幌在住の大学生→ファミリーレストランアルバイト→自営業(ゆーじの手伝い兼店番)。高校時代はゆーじが所属する陸上部のマネージャーだった。ゆーじのよき理解者であり、ゆーじとの遠距離恋愛を貫徹する。
城山清七郎(しろやま せいしちろう)
ライテックス人事部長。面接に大遅刻してきたゆーじに呆れながらも(その後、家族や社員達がゆーじに道行に助けられており、そのせいで遅刻したことを知ったこともあってか)採用。研修後に急遽ゆーじの本社配属が決まったため社員寮の部屋の手配が間に合わず、自宅に下宿させる羽目に。部下には厳しいが、娘の真理子や孫のみち子には甘い。
城山みち子(しろやま みちこ)
城山部長の孫で、幼稚園児。愛称「みっちゃん」。ゆーじが面接を受けに上京する日、母親共々飛行機のチケットを譲ってもらった。物心つく前に父親を過労死で喪っており、ゆーじを「パパ」と呼んで慕う。後に描かれた番外編の短編漫画『さよなら、パパ。』(同名の短編集コミックスの表題作)の主人公は、成長したみち子である。
城山真理子(しろやま まりこ)
城山部長の娘であり、みち子の母親。ゆーじに対し、過労死で亡くなった夫の面影を重ねてしまう自分に戸惑う。主人を亡くした悲しみからは立ち直る事が出来たが、後に……。
岩倉健之介(いわくら けんのすけ)
ライテックス創業者。社長でありながら電車通勤している。入社式の日、親切心とはいえ自分を年寄り扱いした失礼な青年( = ゆーじ)が新入社員代表挨拶をしたことに驚き激怒するが、(利害が一致したのか)何とかその場は収める。最大手スポーツメーカー、ライテックスの創業者という自負が強いのか、権力志向が強く最後まで作中でその座を譲る事はなかった。その影には頭脳明晰な謎の秘書、令子の存在も大きかったようである。
反町(そりまち)
ライテックス副社長にして人事担当重役。新人研修初日の挨拶に出席するために乗ったタクシーが脱輪し、ゆーじに助けられる。己が野望の捨て駒としてゆーじの人事を動かし、ゆーじの「いいひと」さに動じることがない。実はゆーじの父親と関わりが深い人物らしいが、遂に本編でそれが語られる事はなかった。
二階堂千絵(にかいどう ちえ)