この化学物質が持つ殺菌作用をはじめとした毒性は古来から知られており、これを生かして保存料として盛んに使用されてきた。例えば煮たアズキに、アズキ3に対して砂糖を4の割合で加えることで最大の毒性を発揮し、細菌の繁殖がおさえられる事が知られている。毒性評価に用いられるLD50(ラット1kg辺りの半数致死量)では大さじ3杯となっている。因みに、良く「蛞蝓に塩」と言われるが、砂糖でも同様の事が可能である。これも砂糖の持つ毒性を生かした例であろう。
砂糖の過剰摂取は代謝異常を引き起こして急性の中毒を起こすことが知られており、日本ではペットボトル症候群などの事例が知られている。この症候群では意識障害や失明といった症状が報告されており、慢性中毒ともなると、血栓による下肢の切断に迄至った事例も数多くある。また、突然死の一つである脳卒中や心筋梗塞(どちらも生存しても重大な障害を残すことがある)、社会的損失の大きいSAS(睡眠時無呼吸症候群)の発生源の一つと考えられている。
さらに、砂糖は脳内麻薬であるエンドルフィンの分泌を促すことが知られる。一般に脳内麻薬は依存性が少ないと言われるが、あくまで比較の問題であり、脳内麻薬の依存症に陥る人も少なくないことを考えれば、この薬物の危険性は単純には語れないことがわかる。
中毒症状
砂糖の中毒では、摂取時に「口元が緩む」や「幸福感を感じる」といったものがあるが、一方、禁断症状では空腹感や苛付き、眩暈や頭痛のように強い苦痛を感じることが知られている。
特に極度の禁断症状ではひどい頭痛を引き起こすことが知られており、低血糖症と呼ばれる、糖の血中濃度が下がる症状(これは依存症患者にとって大変な苦痛である)では、アドレナリン大量放出による異常行動や昏睡を起こすほどの禁断症状を示す。
また依存症患者の中には、砂糖を大量に含む食物は、通常の食物の摂取時とは別の消化器官に送られるとする妄想にとらわれる者が多い。この消化器官は別腹と呼ばれるが、前述の通りこれは依存症患者の妄想の産物であり、実際には体内に存在しない器官である。余談ではあるが、英語ではこの器官はcake hallと呼ばれ、この妄想が文化を問わず存在することがわかる。
なお、依存症患者を指す隠語として「甘党」がある。ただし、麻薬中毒という危険な状態を滑稽な言葉で表現することには問題があり、危険から目をそらす結果にもなりかねない。そのため、この隠語が一般に広がることを危惧する声が大きい。
生産
植物に罪はないが……
この化学物質の原料としては、砂糖黍や甜菜(砂糖大根)などが知られている。砂糖黍は大麻やケシ・コカ同様に熱帯〜亜熱帯地域で栽培されており、古くは砂糖黍が砂糖の原料の中心であった。しかし、ナポレオンの大陸封鎖令によってヨーロッパに砂糖が供給されなくなったため、ヨーロッパの中毒患者は代りに寒冷地でも栽培できる甜菜を原料とした。日本では沖縄での砂糖黍の栽培が有名であるが、現在では小規模なものであり、実際には北海道で栽培されている甜菜が国内で生産される砂糖原料の多くを占める。
奄美では、砂糖黍より作った粗製の砂糖から中毒性の高い薬物が公然と製造されている。第二次世界大戦の占領政策で、砂糖を本土へ運べず、現地で消費する必要性から産まれた戦争の落し子のという側面もあり、実際、麻薬規制にうるさい日本政府も、この液体については奄美に限定して特別扱いをしている(因みに、戦前には砂糖の毒性は殆ど問題にされていなかった)。
また砂糖黍は、名著「美味しんぼ」によって糾弾された調味料の原料でもある。メーカーは天然原料から生産しているのであって化学合成品ではないと主張しているが、「美味しんぼ」においては化学合成品に等しいものであると指摘がなされている。実際にこの調味料はかつては石油から合成されている。
日本国外では砂糖楓が有名である。カナダは半ば国策としてこの麻薬の生産を奨励しており、全世界に樹液より得られた液糖を密輸して中毒患者を増やしているならず者国家である。世界保健機関等の警鐘もこの北国には届かず、あろう事か国旗にまでもこの麻薬の葉をデザインする等、全く懲りる様子も無い。毎年冬になると、工場周辺には麻薬を求めて人々が群れを為し、精製工場からは収穫祭の名目で、出来たばかりの高純度の濃縮液が中毒患者に振舞われる。その時期だけ雪と氷に閉ざされた極寒の町は、異様な活気に包まれるという。
糖分に狂いし動物達
猛毒を持つ膜翅目の昆虫を飼い慣らし、この麻薬の一種を植物から集めて全国を駆け回る裏稼業(一般に養蜂家と呼ばれる)が存在する。彼らはこの昆虫が、扱いさえ誤らなければ安全であると主張するが、一方で、この昆虫の一種である雀蜂は日本だけで毎年三十人前後の死者を出す非常に危険な生物であることも事実である。野生の雀蜂は各地で駆除が行われているが、未だ根絶には至っていない。それどころか近年被害が増加して、問題となっている。雀蜂はごく一部の猛禽類や特殊な寄生虫と影の最強昆虫と言われる虫挽虻以外にはこれといって目立った天敵らしいものはなく、せいぜい、糖分を求めて恐らく日本最強の食肉類である熊が希に巣を襲う程度である。長野県等の一部に、命の危険も顧みず野生の雀蜂の巣を駆除する猛者が昔から存在はするが、彼等の本当の目的は、蜂の仔と呼ばれる、糖分や肉を栄養として丸々と肥え太った幼虫を食べる事であり、実の所、害虫駆除の使命は名ばかり、欲と麻薬に目が眩んだジャンキーの成れの果てである。結局、糖分に狂わされたつわもの共は、どれも常軌を逸しているか、又は近寄るだけでも危険この上ないものばかりである。自分が可愛いなら関わるべきではないだろう。
代替物質
その余りに危険な毒性と中毒の輪から逃れようと、また一部の者は安い費用から合成麻薬を生産しようという不埒な考えから、人類は涙ぐましい努力の下、代替品の開発(主に化学合成)に心血を注いで来た。
甘草
天然物。砂糖より高価であり大量生産に適さず、漢方薬にもなっており副作用も少々だがある。何よりも薬特有の風味を有する為、大部分の食品とは相性が良くない。 ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「鉛糖」の項目を執筆しています。
鉛糖
中世までの代表的な合成甘味料。古代、金属の盃に飲料を注ぐと独特の甘味が化学反応により発生し、時の権力者に好まれた。その甘味の主成分を抽出したのが鉛糖である。砂糖の摂取で顕著に見られる糖尿病等の副作用は皆無であり、応用次第ではもっと評価されても良いと思われる。だが、材料の金属は枯渇が心配され現在高騰しており、この系列の甘味料は食品添加物としては生産されていない。古代の高貴な味の復権はあるのだろうか。 ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「甘汞」の項目を執筆しています。
甘汞
甘味が有るが水に溶け難く調味料としては不適であり、別の薬として使用されていた。現在は使用されていない。
ズルチン
低価格で合成出来たので代替麻薬として世界で大量に生産されていた。ただ砂糖よりも毒性が強く、ぺろっと嘗めて死人が出るわ長期摂取が祟って癌で死ぬわで生産中止になった。
サッカリン
同じく大量に生産されるも、動物実験で癌の発生が認められて生産中止。現在は人間における発癌性は低いとして復活の兆しあり。
チクロ
これ又、癌や畸形が発生するとの研究結果から生産中止。現在は中国で復活して生産が盛んだが、輸入に関して日本と揉めている。
アスパルテーム
熱に弱く、煮物に入れると分解するので用途が限られている。また環境ホルモンとして疑われ、継続的な摂取により男性の精子が減少するとの報告がある。
キシリトール
齲歯を予防し口の中を健康にすると宣伝しつつも、歯垢をがっちりと定着させて歯槽膿漏や歯齦炎を助長するのが実体である。予防歯科の価値を高めて歯科医師会からの御墨付きを貰った、ある意味本家よりも腹黒い魔の代替糖である。
オリゴ糖
多量摂取により少し腹が下る事があるのを除けば健康に良い。カロリーも低く、糖尿病などの疾病も起こしにくく、一部の種類は誘引性の有る香りも甘味も皆無である。最近、有望な代替品として使われ始めたが、その種類に限って甘味等が存在し副作用も少しあるというのが皮肉である。