砂糖
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… 欧米での祭

万聖節の前日、欧米の一部では主に児童が、屍体や魔女、吸血鬼等々の尋常ならざる人外の扮装をして群れを為し、「食物を寄越せ。さもなくば何等かの危害を加える」と言いながら人家を巡り家人を脅す風習がある。この場面で小麦系の食料に混じって、良く紙に包まれた丸薬状の麻薬を賄賂のような形で渡す事が多い。

これに限らず?祭と訳される大抵の行事で供される食品には、過剰に麻薬が混入されている物が多い様である。

又、先述の様に生産工場からの蔵出し自体が文化的な祭にまで成ってしまっているカナダ等の例もあると附記しておく。
バレンタインデー

多分に伝承や宗教的策略が混じってはいるが、ローマ帝国時代に国策に背いて兵士の結婚を執行い、刑場の露と消えたと伝えられる聖ウァレンティヌスの命日の2月14日は恋人の日とされ、欧米のみならず基督教とは縁の薄い日本でも贈答品を贈る事が今や定着している。

抜け目の無い者は何処にでも居る物で、19世紀頃から一部の業者がチョコレートを贈答品に推奨し始め、後にそれに日本の菓子業者が便乗した。彼等の造る菓子には当然の事ながら大量の麻薬成分が含まれており(今でこそ麻薬フリーのチョコレートが僅かだが販売される様になったが、その生産量は微々たる物である)、彼等にとっては夢に胸躍らせる恋人達は販売成績の為の数字を稼ぐ鴨に過ぎない。その事実に恋人の居ない者共は憤慨し、嫉妬するのである。

当然、縊死した聖人の屍には誰も目を向けない。千数百年が経過した今、人々の愛に殉じた泉下の彼は今何を思うのだろうか。あ、宗教違うから雲の上か。
砂糖を巡る話・作品
過去からの警鐘

江戸期に創作され、現在に伝わったとされるよく似た説話がある。
宗純の狡智室町時代の高名な禅僧宗純の少年時代、まだ周建と呼ばれていた頃の話である。彼の師である集鑑が砂糖の中毒となり、深夜、密かに砂糖の濃厚溶液を摂取しているところを周建らに見付かってしまう。彼は浅ましくも、この麻薬を弟子達に盗まれないように猛毒と警告してその場を誤魔化した(正しい事ではあるのだが)。翌日、集鑑が外出した隙に、彼が隠した麻薬壺を発見した周建らは麻薬の匂いに負けて皆で奪い合うように食べ尽くしてしまうが、盗み喰いをした悪事を隠蔽するべく、寺の財産を破壊してから集団自殺未遂を装う。何も知らずに戻って来た集鑑は大損害に嘆き、深く悔いた。
附子(ぶす)狂言でも、ほぼ同様の作品「附子」がある。こちらも舶来の麻薬に手を出した主人が、下人の太郎冠者と次郎冠者に砂糖の入った桶を猛毒の附子(鳥兜の毒)入りだと警告をして外出したが、留守の間に太郎冠者と次郎冠者は誘惑に負けてこれを食べてしまう。彼らの取った行動は更に過激で、主人の複数の財産をこれでもかこれでもかと破却しまくり、これまた自殺未遂を装う。更には釈明後にラリって暴れて主人に追い廻される所で終る。

どちらからも江戸時代の時点でのこの麻薬への認識や危機感が読み取れる。当時の権力者、聖職者さえも道を誤らせたこの麻薬への警句として興味深い。

室町時代当時かなりの高級品であり、入手可能な上級層には既に中毒が浸透していた。

致死毒と言われてさえ食べてしまう程の強力な誘引性を持つ。

摂取後の作用として、超高額な物への破壊活動を行い主を謀る等の、著しい道徳感の欠如と尋常ではない凶暴化。

同じく幻覚を伴う高揚感?

関連は不明であるが、後年の宗純の奇行は当時の平常心では起こせない突飛な物が多いのもまた事実である。晩年は仏道を極め格別の権威と文化人としての評価を得た彼ならば、高額の麻薬の入手に関してもさほど困難は無かっただろう。彼の残した詩にはよくわからないが森で濃厚溶液を讃えるものもあり、少くとも口には入れていたと思われる。
火垂るの墓

終戦前後の神戸市西宮市周辺を舞台とし、後にスタジオジブリにより映画化され、映像の再現度から原作者の野坂昭如をして「アニメ恐るべし」と言わしめた作品「火垂るの墓」は、主人公清太とその妹である節子は戦争で父母を喪い二人で自炊生活を行い、食料もまともに無い生活の中で二人は病み、相次いで斃れて行く。敵味方としてではなく戦争の齎す物への訴えからか、当時の相手国の米国でさえも高い評価を得ている作品である。その癖ヤツらは反省しないけどな! 問題の缶を覗いている画像

この物語では、当時から市販されている佐久間製固化麻薬とその缶が重要な小道具として登場する。

作中では家族の遺した固化麻薬の甘さが彼等の飢えへの苦痛を少しではあるが和らげ(悲しい事だがこの場合の麻薬摂取に異論を挟む者は居ないであろう)、節子は後に病の中でその味を幻覚に見て、彼女亡き後、その空の缶は節子の骨壷として清太が栄養失調で後を追うまで彼の傍にあった。この作品にとって固形麻薬の缶は正に還って来ない過去と死の象徴であるとも言える。

モデルの原作者本人と主人公清太との違いは、原作者は生き残り清太は死んだ点である。原作者は「弱った実の妹に口移しで食べさせようとして、飢えに負けてごくんと飲み込んでしまった」と後に吐露しており、死ななかった彼自身への懺悔からか、自分の分身である主人公に非難の対象となる欠陥、家出をして生き急いだという愚行をさせている。その理由の一つに作者と清太との違いがある。清太の傍らには当時贅沢で一般人には入手困難な麻薬が存在していた。つまり過去にそれが入手可能だった時期があり、なまじ豊かな生活や甘美な味を知って仕舞ったもう一人の彼は、粗食や屈辱的な生活に耐えられなかったのである。

とは言え、砂糖と死を結び付けているのは当然の事であり、ここまでは良しとしよう。だが、映画の制作において麻薬産業の協力があった事だけは忘れては成らない。当時復刻版として発売された製品には、恐ろしい事に飢えた節子が空っぽに近い「缶」を覗いている場面が印刷されており、麻薬に関わる企業の利潤追求への外道さを垣間見る事が出来る。
御菓子の家

グリム童話ヘンゼルとグレーテルに、魔女が作った「御菓子の家」が登場する。食料で釣り、そこで子供等を太らせてから喰らおうと言う、人を北京ダック同然に扱う魔女の策が垣間見える。原作ではパンの家であり窓硝子程度しか甘い部分は無いのだが、後に話を膨らませた出版社の謀略により家は何時しか麻薬まみれとなって、人々の想像を更に掻き立てる事となった。

今でこそメルヘンの世界の夢の家そのものとして扱われる事が多いが、童話原作も含め、その背後には黒いどろどろとした物が渦巻いている事をゆめゆめ忘れてはならない。
関連書籍

砂糖病―甘い麻薬の正体 ISBN 4817071982

砂糖は体も心も狂わせる―学校・家庭内暴力も砂糖のとりすぎが関係 ISBN 489332005X

関連項目 ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「砂糖」の項目を執筆しています。

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出典: 八百科事典『アンサイクロペディア(Uncyclopedia)
担当:Mamenoki