ここまでの議論はいわゆる古典論である。近年の研究により、これら古典論では不可能と考えられてきた問題に一応の答えを出せている。
質量保存の法則に対する反論及び問題点
アインシュタインによれば、質量はエネルギーと等価である。
E = mc2
この関係の発見により、これまで理論的に不可能と思われていた栗まんじゅうの増殖が理論的に可能になった。即ち、バイバインを与えることによって、栗まんじゅうの内部からそれに等しいエネルギーが湧き出ればいいのである。このモデルでは、バイバインはエネルギーの湧き出しを与えると同時に、そのエネルギーを湧き出す点の近傍に存在する粒子に変換する性質を持っているとされる。このエネルギーの湧き出しを、一種のホワイトホールだと考える学派もある。ホワイトホール説が出た当時のモデルはみな連続的な変化を元にして考えていたため、次のような反論もあった。バイバインによって質量は指数関数的に増加する。即ち湧き出すエネルギーも指数関数的に増加する。このモデルではホワイトホールの放出するエネルギーも同じように増加しなければならないが、それはホワイトホールの対存在としてのブラックホールの性質を考えるとおかしい。この反論に対しては、バイバインがもたらす変化が不連続変化であることを考えれば一応の解決を見る。バイバインのかかった栗まんじゅうは、5分に一回分裂をする。このときに、エネルギーの湧き出す点も分裂するのである。つまり、放出されるエネルギーが増えるのではなく、放出されるエネルギーは常に一定で、湧き出す点が増えてゆくのである。
栗まんじゅうの不連続的な変化は未だ謎が多く議論の余地が残っている。また、このモデルでは、メカニズムは謎なままだが、同時に元素の問題も説明できている。
膨張圧と自己重力の最新研究
古典論では突破できなかった膨張圧や自己重力の問題について、栗まんじゅうホワイトホール化理論によって次のように考えられる。
無限時間後の圧平衡
無限時間後の栗まんじゅうについての考察である。古典論の範囲では常に栗まんじゅうは巨大化しつづけていた。それでは宇宙全体のエネルギーの平衡が保てない。ホワイトホール仮説では、自己重力を増殖し続ける栗まんじゅう球が、いつかは自己重力に耐え切れなくなってブラックホール化すると考えている。ブラックホール内部に取り込まれた栗まんじゅうは、その中でエネルギー(質量)を放出しつつ吸収するエネルギー平衡の状態になり、宇宙から独立された一つの機関になると考えられている。この平衡が保たれた状態を栗まんじゅう特異点と呼び、そしてこの存在こそが、近年ささやかれているダークマターやダークエネルギーの正体なのではないかと言われているのだ。
このモデルの種々問題と、現時点の推察は次の通り
湧き出す点が無数に増え続けるこのモデルで全体が一つのブラックホールになるだけでは釣り合いが取れないのではないか。これに対しては栗まんじゅう特異点への進化のプロセスの解明が重要である。これについては後述する。栗まんじゅう球のすべてが一気に栗まんじゅう特異点へと進化したならば、栗まんじゅうから湧き出す増殖されたエネルギーが自己の重力で潰れてしまうのは言うまでもない。大事なのは一斉に潰れることが可能か、である。
栗まんじゅう特異点への進化のプロセス
十分時間が経過した後の栗まんじゅう球について考える。このときの栗まんじゅうは大きさが十分に大きく、中心と表面の距離が十分大きい。ホワイトホール理論によれば、分裂する栗まんじゅうは一つ一つが独立して分裂する。するとこの場合内側の栗まんじゅうと表面付近の栗まんじゅうは全く独立した系にあると考えられ、よって全く独立した時刻になっているはずである。つまりこの状態では栗まんじゅう球全体として連続的に膨張してるモデルが再び採用される。現在多くの学者が研究を重ねているが、未だ明確な答えは出ていない。
特殊相対性理論を超える考え方
質量保存則が成り立たないので、特殊相対性理論も成り立たない。作中で栗まんじゅうは、22世紀のロケットを使って打ち上げられており、その速度は光速度を超える速度であると仮定する。この場合「ウラシマ効果」に基づき、時間がほとんど進まず、栗まんじゅうは増えない。すなわち「ロケット内で超光速移動中の5分間」は、地球の実時間上では、ものすごく長い時間になると考えることができる。また宇宙が光速度以上で膨張しているとすると、「饅頭増殖速度<ロケット速度<宇宙膨張速度」となり、ドラえもんの栗まんじゅう処理方法は、正しいと言える。
その他の考え方
スモールライトで、小さくしてまとめて食べてしまえばいい。
食べる人をバイバインで増やしたらどうなる?
なぜ、のび太などがたった一個の栗饅頭を食べられなかったのか?
そもそも、ふえるミラーで増やせば良かったのでは?
つーか大気圏で燃え尽きるんじゃね?
宇宙に出る前に5分経過したら風呂敷から栗まんじゅうがあふれ出る危険がある。
そもそもあの量の栗まんじゅうを風呂敷に詰めるのに5分じゃ足りないよね?
バイバインで女性を増やすと童貞がいなくなるなんて甘い考えなんだよ。
バイバインの入っている容器が増えないのが不思議だ。
どこでもドアでどっかやれば?
ドナルドマジックで消せば?
結論
こんな馬鹿なことを考えていられる日本は平和な国である。めでたしめでたし。「……ああ、これも小泉失政のツケか――。」
~ 栗まんじゅう問題 について、日刊ゲンダイ
関連項目
ドラえもん
饅頭
相対性理論
ブラックホール
ローレンツ収縮
指数関数
この栗まんじゅう問題は愛に飢えています。 ⇒優しく育ててくれる人がすごく必要です (Portal:スタブ)
カテゴリ: 秀逸な記事 | スタブ | 学問 | ドラえもん | SF | 物理学 | 天文学
更新日時:2008年10月1日(水)17:24
取得日時:2008/10/01 23:56