町の名物として豊臣秀正が築城した名古屋城がある。裕福さを象徴するその姿は、「派手」というステレオタイプなイメージとは異なり、いささか保守的。しかし、非常に特徴的な姿であり、特に天守閣の巻き紙は全国的に有名である。一般的な名古屋城の派手なイメージは、保守的な姿を常に派手な外装で擬装していることからイメージされるものだろう。
この外装は、だいたいがシャネルやエルメスなどのブランド物。にも関わらず、保守的なイメージが付きまとうのは、外装の決定を実際にしているのは、城見物にくる客の親世代であり、どうしても世代的なギャップから保守性を醸成するためであろう。
しかし、比較的に建築年代が浅い城にまで、上品かつ保守的な雰囲気を持たせるためには莫大なコストが必要であり、このコストをまかなうための人頭税(娘を持つ各家庭に対し、娘の人数分が課税される)は、裕福な名古屋人にとってもかなりの重税だと言われている。
地下迷宮
名古屋には前述したように高層ビルが少なく、都市機能の多くは地下に潜っている。特に名駅、栄の両地下迷宮の難易度は世界屈指であり、最深部に関しては全く情報公開されていない。
その広さ、深さもさることながら、方向感覚を失わせ、行くたびに経路が変わる「不思議のダンジョン」であるため、風来の試練の愛好者がよく地下に降りていくのが目撃される。が、非常に難易度の高いダンジョンであるため、無事に生還できる者すら極めて少なく、現在では同競技においてAランク以上のライセンスを持つプレイヤーのみが挑戦を許されている。
このため生粋の名古屋共和国民でさえ、中学生くらいまではリアルに迷子になるという。地下迷宮を無事突破できて初めて一人前と認められる。
また名駅のエピスタ界には名古屋国民の経済感を象徴する有料トイレが存在する。
最深部への挑戦者(公式な記録がある者のみ)
Nethack:ヴラドの塔3階でういろうを喉に詰まらせて死んだ
風来のシレン:地下873階
武器屋トルネコ:地下962階
ピカチュウ:地下159階
女剣士アスカ:地下30階でさらわれる
ヤンガス:行方不明
チョコボ:行方不明
名駅
中京都の中心駅は、名古屋市が中京都に改称した今も「名古屋駅」を名乗っている。さいたま市にあるJRの駅が未だ大宮駅・浦和駅を名乗っているのと同様であるが、改称しなかった背景には地名の問題があった。
名古屋駅やその周辺のことは古より略して「名駅」と呼んでいたが、それが1981年には地名となって、完全に市民からは駅周辺の一帯を指す通称として定着していた。それをもし「中京駅」とでも改称しようものなら、周辺の地名も「中駅」などといった呼称に変更する必要を生じるのである。
冒頭で記したように、未だ「中京都」ではなく「名古屋」と地元で呼ぶ人が多かったこともあって、駅名改称を実施することができず、独立前の状態を維持することが当面の策として決められ、今日に至っている。
昨今は後述するように、栄から繁華街としてのパワーを奪い取ろうとする動きも見られる。
なお名古屋駅は東海道本線の開通時には設置されず、枇杷島駅や熱田駅より一月遅れての開業で、しかも開業時の位置は現在地よりも南側、今の笹島交差点の辺りであった。開業時は熱田の方が港(江戸時代の東海道の宮宿)があった関係もあって栄えており、名古屋駅が開業しなければ広小路では無く大津通が名古屋のメインストリートになった可能性もある。
中京都きってのターミナル駅である名駅直下には前述の地下迷宮が存在し、異国からの来訪者をことごとく飲み込む。このダンジョンは駅を挟んで放射状に広がっており、駅と完全に融合しているため通路が入り組んでいて階段が多く、いちど飲み込まれたら自分が現在どの階層にいるのかわからなくなる。
栄 現在の栄の様子。名駅とは違いかなり寂れている。
名古屋最大の繁華街は、名古屋駅より地下鉄で東へ2つ行った所にある栄である。ここには有事の際、飛行機が離発着できるように設計された100m道路の久屋大通が通り、名古屋テレビ塔と共に名古屋のシンボルとなっている。間違っても札幌市の大通公園(道路幅120m)に似ているとか、近いうちにテレビ塔なのに放送電波が出なくなるとか言ってはいけない。
中心駅から地下鉄で2・3駅離れた場所に繁華街がある構造は、札幌の大通・すすきのや福岡の天神と同様であるが、昨今は「名駅へ繁華街を集結させてしまおう」という合理主義的な市民思想が影響し、百貨店の売り上げなどが名駅近くの店に食われるなど、若干地盤沈下の兆しも見られる。栄の人にこれをいうのは禁則だが。
ここの地下迷宮は名駅のそれとは違い、完全格子状である。だが格子状だからといって侮ってはいけない。縦横無尽に広がる地下迷宮の恐ろしさ…、経験しないとわかんないよ。なお、最深部の「水晶の間」には、FFの主人公たちが追い求めるクリスタルが眠っているという。
大須
繁華街として知られる栄の南方には、異様な雰囲気が漂う若者&老人の街こと大須がある。単に大須観音がある門前町だと思ったら大間違い。老人から若者、おばちゃん、ヤクザ、オタク、外人など、様々な人種が一つの商店街に集まっている異様なカオス空間である。
浅草かつ巣鴨かつ上野かつ秋葉原かつ原宿…と東京の様々な地域の雰囲気に加え、大須の独自アイテムを一度で味わえるお得な地域といえるが、慣れないとそのブレンドざまについていくことが出来なくなる危険地帯といえる。
霊峰
名古屋は大阪と同様に平野ばかりの単調な所だというイメージがあるかもしれない。しかし大間違い。東部には八事山などといった山がいくらか存在し、起伏に富んだ地形を形成している。
そんな中、八事山に近い所に名古屋を始めとする食通が霊峰とする山がある。その山頂には喫茶店があるというが、登頂の過程でかなりの人が遭難し、行方知らずになってしまうという噂がある。真偽は定かではない。名古屋市民は単に「マウンテン」・「山」と呼び、その事実は正にこの山が名古屋を代表するものであることを指し示している。
日本のみならず世界で最も重度の車社会である。歩いていけるのは3分まで。それ以上は車。歩いて5分のコンビニに行くのに、車を出して遠回りをして10分かかるのは気にしない。栄や名古屋駅は車で行くのがデフォルト。従って、地下鉄やバスはがらがらである。桜通線とかね。
交通マナーが悪いことでも知られている。交通事故死者数を見ると一目瞭然。北海道とか広くてしょうがないのはともかく、あんだけ公共交通機関が発達してる都市部で何であんなに事故があるのよ?と言うか、愛知県全体がそう。三河ナンバーには気を付けろ。それでもマナー啓発活動が行われず、取り締まりが緩いのは、もちろんトヨタのお膝元だからである。
名古屋走り
車線跨ぎで走ってる、どこへ行くのかはっきりしない迷惑車のことを指す。車の信号は福井や大阪と似ていて、「青は進め、黄色は急いで進め、赤は注意して進め」である。ただし、青になった瞬間に0?400mダッシュを決めないと後ろから追突される。全速で交差点を突っ切らないと、また全赤のうちに渡りきらないと側面からの攻撃を受ける。もっとも注意すべきは黄色である。黄色になったからといって停止することは、後続車から追突されるため禁忌であるが、同時に側面からの発進してくる車輌への注意も必要となる。→信号が設置されている場合にはさらに危険度が増す。
赤信号で先頭で停止してしまった場合は、後続車輌のドライバーが降車してきて攻撃してくる場合があるので、ドアロックを忘れてはならない。