これをまとめると、 「『ある』には意思がなく、『いる』には意思がある」[テストに出るよ!]
この他にも、状態を表す動詞は多数存在する。例えば「ひきこもる」など。
変化を表す動詞
変化を表す動詞には、「変わる」や「化ける」などのほか、「する」、「なる」、「いく」、「くる」などがある。
特に「する」の台頭は著しく、言語社会の多数民族である名詞と結んで動詞界の一大勢力となっている。
なお、「する」、「くる」は他の動詞と異なる活用をすることで知られている。
ある言語圏に属する多数の支持を受けていること
これについては名詞の項目で説明したことと共通するため、割愛する。
基本的に活用すること
当該動詞の中枢を形成する語幹と呼ばれる部分は、活用しない。
当該動詞の語尾は、その表現する状態や変化に応じて、未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形(古語では已然形)・命令形と活用する、というのが判例・通説である。
終止形
動詞の生まれたままの姿である。
未然形
「-ナイ」などに続く形で、状態や変化が実現していないことを表現する。
仮定形
「-バ」などに続く形で、状態や変化が実現していないが、それが実現したものと仮定したことを表現する。
命令形
上記のようにある言葉に続くことなく、実現していない状態や変化を実現させようとすることを表現する。
このように、未然形・仮定形・命令形は、未実現の状態・変化に対する心のありようを反映している。
鳴かぬなら、鳴くまで待つのが未然形。
鳴かぬなら、鳴かせて見せるのが仮定形。
鳴かぬなら、殺してしまうのが命令形。
連用形
「-マス」など、用言や副詞に連なるもの。
連体形
「-トキ」など、体言や連体詞に連なるもの。
連用形・連体形は、機械的な分類のような気がするが、こう表現すると動詞の活用の奥深さを感じられる。
「よかったのか ホイホイついてきて」「俺は用言だって(体言だって)かまわないで食っちまう品詞なんだぜ」
要するに活用する品詞はみさかいがないというか、ストライクゾーンの幅が広いのである。これらの語形をまとめると、こういうことになる。
活用の形を、冒頭の通り未然形・連用形・・・という順番で呼ぶのは、多くの(五段活用する)動詞が五十音のアの段からエの段に向かって、順に活用するためである。
構成民族
動詞は、通常、表す状態・変化の性質や活用のパターンによって区別されているものの、概ね均一な民族構成である。
しかし、一部の資本家階級と多数の労働者階級とに分かれた格差社会である。
生活・文化
資本家階級
ある・いる
「ある」・「いる」は既述のとおり、状態を表す動詞の代名詞として特権的地位を占めている。
上代には「あり」・「をり」・「はべり」・「いまそかり」の四家で構成されており、時代が下って「あり」は「ある」、「をり」は「いる」または「おる」となって繁栄をつづけ、「はべり」、「いまそかり」は没落した。「はべり」は男性が自分の好みの女性を身近に複数名おくことを表すものとして「はべらせる」という表現にその痕跡をとどめ、「いまそかり」に至ってはその行方は杳として知れない。
現在対立している形容詞「ない」は、かつてその語形を「なり」とする動詞であり、「あり」の盟友であったが、「ある」と「なる」を続けて発音するとき、「あるなる」→「あンなる」(促音便)→「あなる」とされたことから、「なり」は反発して「あり」と袂を分かち、形容詞に転向、「なし」として生きていくこととなった。
なお、現代における動詞「なる」は、「成り」に由来するもので、古代動詞であった「無り」とは異なる。
いく・くる
「いく」・「くる」は使用頻度の高い動詞で、やはり旧来からの特権的階級である。
「いく年くる年」や、「いってきます」のように、対義語でありながら仲が良い。対義語というものにも本当に対立しているものと、よきライバルともいうべき存在とがあるのである。
する
産業革命期に勃興した資産家階級である。
文明が発達することはすなわちモノがあふれることであり、つまりは名詞が爆発的に増加するということに他ならない。こうした名詞のパンデミックにうまくついていったのが「する」である。
「する」は、動作全般を表す、何の変哲もない(というより個性のない)動詞であったが、あふれる名詞にうまく対応する動詞が見当たらないときに「名詞+する」という形で名詞の持つ意味を体現する存在となったのである。
労働者階級
搾取されている。
関連項目
名詞
形容詞
形容動詞
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更新日時:2008年7月10日(木)18:03
取得日時:2008/10/04 09:41