新宮市(しんぐうし)は、和歌山県の南東の端っこ、じゃなかった、三重県の南部にある、陸の孤島の小都市である。熊野三山の一つ・熊野速玉神社の鳥居前町で、熊野三山の拠点という面も持っている。
目次
1 概要
2 名物
3 名所
4 論争・対立
5 交通
6 金融機関
7 メディア
8 スポーツ
9 関連項目
概要
紀伊半島の南端でも、比較的大きい街。最近、熊野川町を編入して観光資源を多く獲得できた。桃太郎電鉄で、大半の作品で目的地の一つにされるのは、(1)陸の孤島という要素、(2)熊野詣の外に、(3)桃太郎電鉄が大いに推す重要な要素(詳しくは下記を参照)を持っているからである。
名目上は和歌山県に入れられているが、和歌山や田辺といった和歌山県内の市町村よりも、伊勢・津市・鈴鹿など三重県の方が繋がりが深く、「三重県新宮市」とも呼ばれている。これは、伊勢神宮の次に熊野三山へ参拝する旅行客が多かった為に、東の伊勢との交流が親密だった為である。県庁所在地を見ても、西の和歌山までは200kmもかかるのに、東の津市までは165kmで済む。紀伊半島の付け根を見ても、西の大阪までは270kmもかかるのに、東の名古屋までは235kmで済む。同じく、名古屋側・敦賀側・大阪側の分岐点である鈴鹿までも183kmで済む。奈良や京都や敦賀から新宮へ行く場合も、和歌山経由より津市経由の方が近い。要するに、和歌山県とは相反する地域なのである。
天気を見ても、和歌山は瀬戸内海圏(大阪・淡路島・徳島と同じ)なのに、新宮は台風銀座の太平洋圏(津市・名古屋・橿原と同じ)である。プロ野球でも、和歌山は淡路島と甲子園が目前なので阪神の地盤なのに、新宮は甲子園よりナゴヤドームの方が近いとあって中日の地盤である。空港でも、和歌山市民は関西国際空港位しか利用しないのに、新宮市民は関西国際空港と中部国際空港を使い分ける者が多い。又、多くの新宮市民は、和歌山のメディアと行政に背を向けて、三重県や愛知県や大阪府のメディアを視聴している。
このように、紀伊半島の南の外れで陸の孤島である位置から、名古屋と大阪を牽制する一方で、将来は西牟婁郡を除く牟婁郡が、熊野国として独立するのではと噂されている。
名物
ヨシノスギ:後で詳しく。
めはり寿司:海苔の代わりに高菜を巻いたおにぎり。
さんま寿司:熊野灘はさんま漁の多い地域。新宮駅の駅弁の一つ。
台風と雨:熊野灘沿岸とあって、日本の中でも屈指の雨量と台風襲来の数である。「台風銀座」とも呼ばれている。
名所
熊野速玉大社
熊野三山の一つとして有名だが、那智大社や本宮大社と比べると目立たない。
新宮城
熊野川河口に築かれた城。鉄道が通るのを邪魔して、地下を貫かれた。建物もなにもないので花見の場所以外の存在意義はない。
徐福公園
不老長寿の薬を求めて新宮に来たという徐福に因んだ公園。
瀞峡
熊野川町を編入して得られた観光資源。ここの岩は自然がつくった芸術と賞賛される。その自然の芸術を見に行くと人間が数千円をぼったくる。納得がいかない。
熊野古道
いわずと知れた世界遺産。熊野川町を編入したことにより中辺路という観光資源を得られる。
論争・対立
ヨシノスギ(新宮市) vs 吉野杉(奈良県吉野郡)
桃太郎電鉄は、新宮にある杉林をヨシノスギと称し、熊野古道とセットの名物・観光資源にしようとした。だが、吉野郡の市町村は、「吉野杉は古道には似合わない。林業としての吉野杉こそ本物の吉野杉だ!」と主張している。そこで、桃太郎電鉄はヨシノスギとして表記するものの、どうも熊野古道の一環(風景)としての林であるらしく、林業としての伝統ある杉林(吉野郡の林業関係者)vs観光資源として伝統ある熊野古道杉林(桃太郎電鉄)の論争は、今でも絶えない。ただし、林業としてのヨシノスギ林もある。
新宮市(東牟婁郡) vs 田辺市(西牟婁郡)
平成の大合併で田辺市の面積は巨大になったものの、その併合された範囲に熊野本宮大社(本宮町)が含まれていた。そのため、新宮市は「西牟婁郡の田辺市が熊野本宮大社を持つとはけしからん!!」「熊野本宮を東牟婁郡に返せ!!」ということで、敵対の溝は深まっている。紀伊半島の付け根(名古屋と大阪)からの距離を見ても、西牟婁郡は潮岬以西なので、大阪の方が近くて台風もさほど多くないのに対して;熊野三山が立地する東牟婁郡は潮岬以東で、名古屋の方が近くて台風銀座である。