妹が関心を持たないことを願いつつ、君が退屈なやり方でゲームブックについて説明していると、妹は君の腕からゲームブックを素早くひったくる! くすくす笑いながら、妹はゲームブックを持ったまま逃げていく。君は今すぐに決断を下さねばならない。
妹を追いかけるなら、3へ進め
妹のマイリトルポニーをつかみ上げて人質にするなら、20へ進め
13
君がロボット忍者の暗殺団から逃れて屋根の向こう側によじのぼると、空気はスモッグでにごっていた。君はできる限り素早く動くが、暗殺団の方が素早く、君が疲労するにつれて包囲の輪は狭まっていく。ビルの間を飛び移ったときに、毒を塗った手裏剣が君の左の尻を捕らえる。君はぬいぐるみの人形のように手も足もでないまま、下にある通りへと転がり落ちていく。
君の冒険は終わった。
14
君は妹を部屋から押し出しながら、自分の目の前から消えて一人で遊べと言いつける。これは大きな間違いだった! 今や妹はこれまで以上に君のゲームブックに興味をそそられ、力の限り兄ちゃんがぶったと泣き喚きだし、母親と父親を呼び寄せる。幸いなことに、兄はもう出かけた後だった。母親と父親が加わったことで、論争はもっぱら妹の側で急速に拡大していく。ぎすぎすした雰囲気があたりに満ち、日曜の午後は台なしになる。そして、君のゲームブックは没収される。
君の冒険は終わった。
15
君の家庭はそれほど裕福ではないため、その結果として多くのボードゲームをそろえている。しかし、モノポリーのようないいボードゲームはない。君はボードゲームをひっかき回し、ついにはなはだしく種類の違ったサイコロ二つを何とか見つけ出す。片方は『ビッグマックを探せ』で使われていたものであり、もう片方は『Mr.Tの乳しぼりゲーム』で使われていたものである。君の兄により、Mr.Tの顔には大きく滑稽な唇が落書きされている。さあ、君はいつでもゲームブックを始めることができる。しかし君がゲームブックをやるために部屋へ戻ったところへ、君の妹があらわれ、一緒に遊んでくれとせがみだした。
これからゲームブックを読むところだと言うなら、12へ進め
妹を手荒く放り出すなら、14へ進め
16
天文学や恐竜のような、自分が知らない話題について君が話しだすのではないかと予想して、母親は君が近づくにつれて目をくもらせる。君に本をやったことをはや後悔しながら、母親は君の小指よりも短い、太くて先の丸まった鉛筆を手渡し、自分の目の届かない場所へ行くように言いつける。君は自分に与えられた宝物を持って、その場からそっと立ち去る。さあ、君は消しゴムを見つけなければならない。
父親に消しゴムをくれるよう頼むなら、8へ進め
ガレージで消しゴムを探すなら、11へ進め
17
かしこまってフットボールの試合を観る君の姿に、父親は驚きの表情を浮かべる。君がこれまでにフットボールの試合に興味を示したことなどはなかったからだ。ひいきのチームが今年は大敗を続けているという事もあり、君の存在により父親は目に見えて不機嫌になってくる。一、ニ分後、父親は頭痛がすると言い訳をしながら、横になるためによろよろと部屋を出て行く。父親が去ったあと、君は父親が尻を置いていたソファーの上に、上質の消しゴムを見つけて驚く。消しゴムはまだ生温かい。さあ、君は二個のサイコロを見つけなればならない。
兄にサイコロをくれるよう頼むなら、5へ進め
家庭用ボードゲームの中にあるサイコロを借りるつもりなら、15へ進め
18
君がランプをこするにつれて、奇妙なひゅうひゅう鳴る音が聞こえる。突然に、長いおしゃれな髪型をした魔神があらわれ、その願いが有名な引用文であらわされる一節であるかぎり、願い事を一つだけかなえてやろうと持ちかける。
「伝記により、死ぬことに新たな恐怖を付け加えられる」と願うのなら、28へ進め
「流行とは、我々がそれを6ヶ月ごとに変更しなければならないほどに耐え難い、醜悪な儀式である」と願うのなら、35へ進め
19
君は先週に学校のトイレで見つけた鉛筆はないかと、自分の文房具入れをひっかき回す。しかし、鉛筆はそこにはないようだ。やがて、君は金曜日にその鉛筆を学校の机の下にチューインガムで貼り付け、週末までそのまま残っているか試そうとしたことを思いだす。なんたる不運! しかし君がそこから出て行こうとした時に、レゴブロックの箱の中にある何かが君の目に止まる。それは古い青鉛筆だった。すばらしい! さあ、君は消しゴムを見つけなければならない。
父親に消しゴムをくれるよう頼むなら、8へ進め
ガレージで消しゴムを探すなら、11へ進め
20
すばやく頭を働かせ、君は妹のマイリトルポニーをつかみ上げると、妹がゲームブックを返さないのなら、この馬鹿ポニーの頭を引き裂くぞと脅しつける。この脅しに妹はその場に立ちすくむ。長々とした交渉の合間に、君は自分の取った人質の方が妹のそれよりも価値があることを印象付ける。結局、君は交換を承知させ、君はゲームブックを奪い返すと、妹に彼女のおもちゃを返してやる。君がポニーの馬ぐしを担保として預かっておくことを知り、妹は落ち込んだ表情を浮かべた。おめでとう、君はまんまと7歳の女の子の裏をかいたのだ。
ゲームブックを始めるなら、22へ進め
21
おおっと! こんなページは存在しない。さっきの場所に戻ること。
22
ゲームブックを開いた瞬間、君は前の持ち主がすでにアドベンチャーシートいっぱいに書き込みをしているのに気付く。ペンでだ。畜生。
関連項目
ゾーク
リレー小説
カテゴリ: UnBooks | 書物 | ゲーム | 人生
更新日時:2008年9月5日(金)11:59
取得日時:2008/11/21 21:44