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アトランチスの謎(-なぞ)はサン電子が発売したゲームソフトである。悠久の時空を越えて様々なエピソードの連なるサン電子サーガのエピソード7であり、エピソード6であるいっきの続編に当たる近未来を舞台にしたストーリーである。原作はH・P・ラブクラフト、正式名称は『よみがえる帝国(-ていこく) アトランチスの謎(-なぞ)』。
目次
1 ストーリー
2 概要
3 登場人物・設定
3.1 ウィン
3.2 ゴン・ヴェイ教授(師匠)
3.3 アトランチス帝国
3.4 パワープレート
4 島の概要
5 エンディング
6 音楽
7 関連事項
ストーリー
核戦争によって地球が荒廃した近未来、それでも人類は再び立ち上がりかつての栄光を取り戻すべく文明を育んでいた。主人公であるウィンは考古学部の研究員として偉大な考古学者にして兵器学・物理学などの権威でもある親愛なる師匠(ゴン・ヴェイ教授)と日々フィールドワークと文献の研究にいそしんでいた。彼らの研究は失われた文明、すなわち核戦争以前の時代の文明と文明崩壊の謎を解き明かす事である。
彼らが研究対象にしていたものは旧時代のとある遺跡である。世界を崩壊させた戦争を起こしたその島は伝説のアトランティス大陸になぞらえられ、学者達にアトランチスと呼ばれていた。そしてその眠る遺跡を調査に向かった師匠が突如消息を絶ったのである。
学会や大学は政府の要請を受け、その島に関する研究の全てを取りやめる通告を行い、島は軍により厳重に封鎖される事となった。若き考古学者ウィンはその事に不満を持ちながらも師匠の家に私物の整理に向かう。そこには師匠の残したウィン宛の一通の手紙と大きな箱が残されていた。「自分はこの時代の人間ではなく、過去の時代から来た人間である事」「この島には核戦争を引き起こした原因となる人工知能と地球を再度焼き尽くせる量の核兵器が眠る事」「自分はどうしてもこの島に行かなければならない。帰ってこれないかもしれないが後の事は任せるという事」の三点が書かれていた。また脇に置かれた箱には物理学者でもある師匠がひそかに開発した超小型の爆弾であるエテルナル・ダイナマイト「ボン(BOM、BlastOrganizerMaterial、爆破形成体物質の略称)」が残されていた。
数日後、島を監視する軍の隙をついてひとつの気球が島に向かった事を知るものはいない…ウィンは尊敬する師匠を救い出すために島に向かった。しかし雲ひとつない上空で突如気球がトラブルが起こす。アトランチスの地表へ投げ出されたウィンを尻目に空へ飛び去っていく……まるでウィンと師匠の逃れられない運命を示唆するように……もう後戻りする事は出来ない……こうして呪われた島での孤独で絶望的な冒険が始まるのである。
概要
上陸したウィンを操作し、全部で100(以上)のエリアに分かれる島のあちこちを探検し、アトランチスの謎を解き明かして師匠を救出する事が目的である。主人公ウィンは考古学者でありながらインターカレッジで優勝するほどの身体能力の持ち主であるので危険なアトランチスを探索するのに十分な脚力を持っているが、所詮人間であり島に潜む狂気の果てに生まれた異形の生物やいまだ侵入者を排除すべく働く防衛システムに攻撃されたらひとたまりもない。ウィンには二つの切り札があり、それを活用しなければ島を探索する事はままならない。
一つは師匠の遺した超小型爆弾のボンである。これは重力と慣性に働きかける強烈な衝撃波を生み出す新型の爆弾であるが、爆風の範囲が極めて小さいという特徴を持つ。ウィンはこの爆弾を用いて島の深部へと続く扉を破壊したり、異形の魔物を撃退する。爆風はきわめて小さいが直接この爆風を喰らうとウィンは即死してしまうため、取り扱いには気をつけねばならない。
もうひとつはアトランチスに遺された旧時代のパワープレートである。これはアトランチス文明がかつて作り上げた超兵士を育成するための補助装置であり、八種類存在する。これらは所持するだけでその効力が所有者に与えられ、冒険の中で様々な面で役に立つ。
アトランチスは地形が地殻変動により自由な移動に困難となっているため、ウィンはエリア間の移動に旧世紀のワープ装置を用いなくてはならない。このワープ装置にはプロテクトがかけられている場合が多く、この場合はボンで爆破しその扉を開けなくてはいけない。
登場人物・設定
ウィン
アングロサクソン系の血を引く主人公。2245年生まれで裕福な家庭に育った責任感と正義感の強い青年。アーカムシティ出身で、ミスカトニック大学に通っていた学生であった。師匠であるゴン・ヴェイとは大学で知り合い、師匠のどこか謎めいた経歴に引かれ、師匠の考古学部に研究員として入る事になる。
ゴン・ヴェイ教授(師匠)
ミスカトニック大学考古学部の教授で東洋系の人物である。学会に様々な斬新で画期的な論文を発表していた優秀な学者である。その経歴は謎に満ちているが、その正体は時間移動を行い未来に転移してきたごんべ(サン電子サーガエピソード6「いっき」の主人公)であり、かつて圧政をしいた悪代官に対していっきを行った江戸時代の伝説的な人物である。いっきは成功し悪代官を殺害して農民達の英雄になったものの、幕府から首謀者として追っ手をかけられ山中を彷徨い、そして偶然発見した時空の狭間に迷い込み未来にやってきた。その後、数奇な運命と本人の必死の努力によって大学の教授まで上り詰めた。好物はおにぎりで、竹槍と鎌の扱いにかけては達人級であり、フル装備の軍人と戦っても負けない。
アトランチスに向かった本当の理由はアトランチスがかつての自分の故郷であり、その故郷が再度世界を破滅させる危機をはらんでいた事を見逃せなかったためである。島の最深部、ザヴィーラの安置してある中央管制室跡にまでたどり着くもコンピュータを停止させるには至らず、防衛システムの手によって石化させられている。