ようこそメッセージ(英語: Welcome Message)とは、wiki形式のサイトの一部での「投稿戦争」に用いられる「占領済み」マークのこと。
目次
1 概略
2 争い
2.1 不正問題
3 活用
4 追補
5 関連項目
概略
ウィキペディアをはじめとするwiki形式のサイト(アンサイクロペディアも含まれる)ではもともと、いかに数多くの記事を新規作成するかが自分自身の評価へとつながっていた。このため、特に自分への評価を重要視する管理者及び管理者候補たちは日々、新規記事の投稿を争っていた。
こうした争いは、サイトが小さいうちは良い結果を生むが、ある程度の規模となると様々な弊害が発生する。特に標準空間(記事の空間)での争いは粗悪記事の乱発を招き、サイトを疲弊させ、またサーバーを重くするからである。
こうした理由から多くの場合、投稿戦争は利用者の会話ページを用いて行われるのが(紳士協定であるものの)通例である。このため、新規利用者を発見した管理者や管理者候補は急いで利用者の会話ページを作成し、それを新規記事としてカウントする。
なお、ウィキペディアでは現在でも、スタブ記事の量産という形で標準空間での戦争が続いているが、これに対しては批判も多い[要出典]。
争い
作成された新規ページの数が、その管理者の「実力」としてカウントされるため、管理者たちは新規利用者が現れると先を争って「ようこそ」メッセージを貼り付ける。この争いは壮絶なもので、しばしばひどい編集競合を起こす。これがサーバーをダウンさせる原因の一つであると主張する者もいる。
その結果、利用者登録を行った者は、ほんの数分のうちにトップに「あなた宛のメッセージがあります」の表示を見て驚くこととなる。中には、このメッセージはコンピュータによって自動的に貼り付けられていると勘違いする利用者もいるが、れっきとした「生身の人間による作業」である(と信じられている)。
初期のうちはただ作成したページの数だけを争っていたこの戦争であるが、利用者の会話ページを活用することで、争いに新たな要素を付け加えるのが可能であることに、管理者達はすぐに気づいた。つまり、その利用者の質に応じて係数をかけることである。
この方式はすぐに受け入れられ、現在では(非公式ながら)一定のルールが存在している。場所によって微妙に異なるが、一般的なルールは以下のようなものである。
その利用者の標準空間への投稿が、登録してから24時間以内に終了した場合: ×0点
その利用者の標準空間への投稿が1,000件をこえた場合: ×2点
その利用者の標準空間への投稿が3,000件をこえた場合: ×3点(以後、+2,000件ごとに係数を+1)
その利用者が短期の投稿ブロックを受けた場合: ×-1
その利用者が中期以上の投稿ブロックを受けた場合: ×-3
その利用者が無期限の投稿ブロックを受けた場合: ×-10(投稿ブロックによる係数は、どれか一つだけを採用する)
その利用者が管理者になった場合: ×10(ブロックによる係数は無視される)
その利用者がビューロクラットになった場合: ×20(ブロックによる係数は無視される。また、管理者修正とは共存しない)
靴下に貼り付けた: そのアカウントについては、プラス分は全て無視される(マイナスの場合はカウントされる)
このようなシステムがあるため、害意のある利用者への「ようこそ」メッセージはかえって損となる。従って、戦いには二つの作戦がある。つまり、
多少の損は覚悟で数を稼ぐ。つまり無差別にメッセージを貼り付ける。
利用者名などから判断して、確実に出世しそうな利用者を狙い打ちする。
である。もっとも、メッセージは利用者登録の数分後には既に貼り付けられていることが多いため、この見極めは極めて難しく、それ故に高い技術を必要とする。
不正問題
他サイト(特に、同様にwiki形式を用いるサイト)の有力利用者に声をかけ、打ち合わせの上、利用者登録の直後に自分がメッセージを貼ってしまう、というインサイダー取引が問題となっている(さらに悪質なケースでは、BC権を持つ者が、自分が「ようこそ」を貼り付けた利用者を強引に管理者やBCにしてしまうこともある)。
こうした不正はしばしば巧妙に行われ、外部からその証拠を発見することは難しい。また、この行為を不正と見なさないサイトもあり、時に言い争いの原因ともなる。
活用
こうして次々と新規ページを作り続ける管理者たちであるが、初期のうちは、どこの誰で何をする人かもわからない利用者に対して送るメッセージなどあるはずもなく、ただ「○○へようこそ!」のように毒にも薬にもならぬ言葉を書き込むのが普通であった(これが「ようこそメッセージ」の名称の由来である)。
こうした習慣はまだ不慣れな新規利用者を惑わせることとなり、しばしば問題となった。このため、貼り付けるメッセージをそのサイトに関する長い案内文とし、利用者へのガイドとしても活用する案が登場し、現在では「ようこそ」合戦の行われる全てのサイトで採用されている。
また、「ようこそメッセージ」は貼り付けた者自身の名前もつけられるため、その利用者に自分の名前を印象づけることになる。このことは特に、管理者候補が後の管理者選挙などで良い票を得たり、サイト内での派閥争いにおいて味方を増やすことにも役立っている。
追補
争いの性質上、会話ページを作成する前に荒らしを始めた利用者への「警告」文はカウントされないのが通例となっている。ただし、このルールを知らない管理者が警告文を貼り付けるのをためらうことがあり、問題視されている。逆にこのルールが適用されないサイトがあるので注意すること。
お気づきのことと思うが、大量投稿の末に無期限ブロックを受けた利用者は、ポイントとしてはかなり大きなマイナスとなる。これは当然の話と言える。
この争いは、正式にルール整備がされているわけではなく、自発的に(そしてサイトごとに微妙に異なるルールで)行われているにすぎない。従ってエクストリームスポーツには分類されない。
関連項目
アンサイクロペディア
管理者
Category:ようこそ例
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カテゴリ: 要出典 | アンサイクロペディア | 内輪ネタ | 戦争
更新日時:2007年10月20日(土)08:41
取得日時:2008/10/29 11:01