【コラム】米証券化バブル崩壊で行き詰まる投資銀行−ロイター [5/14]
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1: ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7c(初代biz+ 支局長)φφφφ ★
08/05/14 20:05:54
★焦点:米証券化バブル崩壊で行き詰まる投資銀行
米証券化バブル崩壊後の信用収縮は最悪期を脱したとの見方が広がる一方で、米住宅価格の
下落は止まらず、米不動産・商用ローンの証券化市場では価格形成もままならない。信用バブルの
崩壊で、ビジネス縮小を迫られる米金融・証券界の先行きには引き続き暗雲が立ちこめている。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は13日「流動性供給対策により金融市場は幾分
回復してきた」としたものの、「多くの証券化市場は依然として瀕死状態のままだ」と述べ
「究極的には、市場参加者自らがレバレッジを外し、資本を増強し、リスク管理を徹底して、
金融市場の緊張の源泉を根本的に解決するべきだが、これには時間がかかるだろう」 との
見解を明らかにした。
だが、証券化市場を介して無限大とも言われる信用バブルを造った欧米証券会社の
レバレッジ外しは、一朝一夕にはいかないだろう。
<道を踏み外した投資銀行>
「米住宅ローン証券化をめぐる一連の問題の本質は、米証券会社(投資銀行)が絡んだ証券化
商品という名の一種の不正融資。その商品化手法が時間を経るに従って、極端に悪質になって
いったことが表面化したわけで、最悪期云々という問題ではない」とファースト・インターステート・
リミテッド香港社長の中山茂氏は語り、証券化ビジネスを含む欧米投資銀行のビジネス・モデルの
行き詰まりを指摘する。
証券化ビジネスは、間接金融から直接金融への変遷、つまりBuy and Hold から
Origination and Distribution モデルへの転換のなかで拡大した。
企業は資金調達の際に、伝統的には銀行借入に依存してきたが、証券会社(投資銀行)は、
企業が債券発行によって投資家から資金を集める直接金融の世界に企業を引き込んだ。
投資銀行は債券の引受・募集・販売で手数料収入を得るフィー・ビジネスに収益の軸足を移した。
証券化は銀行借入では審査で融資対象外となるような信用力が低い企業にも資金調達の道を
開いた。80年代後半からは、信用力の低い個人にまで資金調達の道を開いたことが、今回の
サブプライム問題の始まりだ。
「貸してはいけない人に貸す」という一線を越える行動に出た投資銀行は、このビジネスによって
投資家(顧客)サイドに生じたリスクを、格付けや債務保証等の仕組みで補うと同時に、様々な
証券化手法を駆使して意図的にリスクを覆い隠したことは、今となっては誰もが認める事実だ。
「アメリカ型資本主義の究極目標は株主利益の最大化。投資銀行のフィー・ビジネスは資本を
食わないので、資本の効率化、株主利益の最大化に貢献した」(投資銀行)とはいうものの
「金融業は本来的に虚業であるからこそ、絶対に越えてはならない一線があるはず」(中山氏)との
指摘もある。悪質なリスク隠蔽により、投資銀行の信用は失墜した。このことは今後のビジネスにも
影響を及ぼすだろう。
<信用膨張とクレジット・デリバティブ>
今回の危機がなかなか収束の兆しを見せないのは、無限の信用創造が生んだ巨大なポジションの
塊が市場に横たわっているからだ。
>>2に続く
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